ライブやインストアイベントが一切出来ないコロナ禍の4月時期に発売した最新シングル「一瞬で」が、オリコンデイリーチャート9位、ウィークリーチャート20位を獲得したDESURABBITS。
今や、さまざまなアーティストたちが「無観客生配信ライブ」を行い、リモート時代だからこその特色を活かした楽しみ方を模索している中、DESURABBITSは本来持っているライブ感を損なうことなく、今の時代に即した「新しい配信リモートライブの楽しみ方」にチャレンジした。それが、7月26日(日)にTSUTAYA O-WESTを舞台に行った無観客生配信ライブ「DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST」だ。
本公演の最大の魅力が、「視聴者参加型」。そのために用いたのが、以下のメニューになる。
1.スマホ画面を押したタイミングで会場に声援を送れる『リモートチアラー』アプリ
(「拍手」「歓声」などを家にいながら会場へ、視聴者も演出参加!)
2.客席フロアーを彩った『感音LEDライト』を組み混んだファンからの『メッセージパネル』
(LIVEの音、歓声が生まれるたびに、メッセージパネルも感音してLEDが光輝く!)
3.最前管理ファンが『ZOOM』オンラインでライブへ参加!
(ZOOMの会話機能を用い、家からリモート声援、MC中の企画に参加!)
4.無観客ながらオーディエンスの歓声、コール、MIXが会場に溢れる!
(事前に編集準備した、ライブならではのお客さんの声援を音楽と同期!)
5.LIVEならではのコール文字を含めたVJ動画がスクリーンに!
(オーディエンスのコール音源とスクリーンのコール文字を同期!)
もともと今回の公演は、観客を迎えたワンマンLIVEを行う予定だった。ただご存じのように、今は、観客を招いてライブを行うのがとても難しい環境にある。本当ならDESURABBITSも、会場を埋めつくした形で行いたかった。でも、それが出来ない現状なら、配信LIVEで何が出来るのか?楽しめるのか?とメンバーたちはいろんな知恵を絞り出した。その中から「こういう形を取り入れたい」と選んだのが、先の音楽業界では初導入のシステムも用いたライブ配信という形だった。
ライブの冒頭を飾った「卒業少女-未来絵-」のときから、会場中に鳴り響く爆音とシンクロするようにフロアのメッセージパネルが終始点滅し続け、巨大なモニターに「Oi!」の文字が映し出されるたび、その文字に合わせ「Oi! 」という歓声が響き渡り、DESURABBITSは何時ものライブと同じような空間に作りあげていった。メンバーたちの目の前に設置したモニターに映し出されるZOOMで参加している人たちも、一人一人がフロアの最前線にいる気持ちでメンバーらに熱い視線を注いでいた。
リモートチアラーは、スマホにアプリをインストールしたファンたちが、MC中のメンバーの呼びかけに合わせ、シーンボタンを押すと、音声を会場に流せるシステム。MCでも、KARINの「今日の衣装はどうですか?」の問いかけに「いいね!!」の声がこだますれば、メンバー紹介のときも、見ている人たちがスマホを連打するたびに各メンバーの名前を呼ぶ声が場内中に大きく響いていたように、視聴者もリモートチアラーを用い、参加型ライブだからこその一体感を楽しんでいた。
序盤のブロックでは、DESURABBITS流の 令和時代をサバイブしてゆく生き方を高らかに歌った「Rayword」。激しいロックビートに乗せメンバーが可愛く跳ね続けた「うさぎのきもち」を披露。この曲の合間でも、手を振り上げるメンバーらの姿に合わせ「Oi! 」コールが同期する。「アイドル STAR WARS」では「MIX」の絶叫が飛び交う中、そのコールに答える様にメンバーたちも愛らしさ満載でパフォーマンス。
この日は、様々なリモートライブの楽しみ方を用意。序盤のMCでは、メンバーのスクショ撮影を実施。その写真を付け、「SNSを通して、今現在ライブ配信していることを拡散して」と観ている人たちに依頼。これも、オンライン生配信ライブだからこその有効的な宣伝方法。
他にも、 DESURABBITSがYouTube上にアップしているファスト(短い)ポップナンバー「put on the mask」の振りに合わせ、ZOOM参加者を筆頭に、配信ライブを観ている人たちと一緒に「みんなと一緒に踊ってみよう」を実施。「リクエストコーナー」では、ZOOMに参加している人たちから「今からライブで聴きたい楽曲のリクエストをボードに書いて」と、その場で公募。その中で一番多った楽曲をガチで歌う形で行った。選ばれたのが「うさぎのダンス」。その場でリクエストに答え歌うスタイルも、生配信ライブならでは…というよりも、フットワーク軽く臨機応変に対応できる力を持ったDESURABBITSだからこそ出来るオンラインライブらしい楽しみ方だ。
中盤には、「メドレーコーナー」を用意。「うちゅちゅ」~「怪獣アンポンタン」~「Don’t think, Feel!」~「2nd Atteck」とDESURABBITSらしい激しいキャラポップな楽曲を連歌すれば、フロアに降り、メッセージパネルを前にパフォーマンスしてゆく様も見せていた。つねに、ファンたちとの一体感を共有したいメンバーたちの想いは、そのステージングにもしっかり反映していた。
後半は、最新シングルの「一瞬で」、可憐でドラマチック、哀切さと情熱を抱いた楽曲に、誰もが熱い視線を送っていた。「一瞬で 気に入っていただけましたか?」の呼びかけに、リモートチアラーを用い数多くの人たちが「いいね!」のシーンボタンを連打。フロア中に「いいね!」の声が響き渡っていたことも報告しておこう。麗美さと激しさをクロスオーバー、ここから大きく羽ばたいてゆくメンバーたちの想いを宣言した「Magic of Butterfry」を通し、DESURABBITSは強い意志も示していった。
終盤は、ポップなのに破壊力満載な「恋する季節」「デスラビッツ軍の七ケ条」。そして、キラキラ弾け飛んだ「お祭りJAPAN」と3連打。ライブで熱狂を生み出す曲たちを次々届けることで、観ている側も騒ぎたい衝動を、モニター越しにメンバーらへぶつけていた。嬉しかったのが、「お祭りJAPAN」に投影した「大好きだよー」「俺もー」のやり取り。何時ものライブで行う想いを交わす様を、DESURABBITSはしっかりと再現。モニターいっぱいに「俺もー」の文字が出た瞬間、「俺もー」と家で声を張り上げていた人たちも、きっといたに違いない。
最後に、メンバーらの今の気持ちを歌にした新曲の「アイコトバ」をプレゼント。疾走する和風スタジアムロック曲に乗せ、DESURABBITSは、自分たちも進化し続けるから、また未来でみんなと逢おうとメッセージを送った。これからもファンたちと一緒に歩み続けるDESURABBITSにとって「アイコトバ」は、ライブで欠かせない「未来への合(愛)言葉」を綴った新しいアンセムになりそうだ。
8月には、5ヶ月ぶりに直接観客と触れ合えるイベントにも参加するとはいえ、まだまだ一緒に熱狂を分かち合うのは難しい環境だ。だからこそDESURABBITSは、オンラインでも、お家からでも楽しめるリアルに最も近い、臨場感がある新しいライブ配信の楽しみ方を今回提示した。
SNS上でも、「リアル現場だと声を出せなかったり規制が多いけど、コロナ以前に近い体験が出来た」「オンラインリモートLIVEながら一緒に参加してる感があってすごく楽しめた」「ライブ会場みたいに部屋が熱いよ~!」「無観客とは思えないパフォーマンスだった」「リモートの感覚がないくらい盛り上がれるライブだった!」などの反応の書き込みが数多く見られた様に、これが今後のスタンダードなスタイルになっていくのか…。この日のDESURABBITSは、熱狂を肌で感じるのみならず、その熱を、観た人たちがメンバーへ遠隔リモートでも返せるライブの楽しみ方を示していたのは間違いない。
何事も「初体験」は忘れられない想い出になる。そう、この日のライブのように…。
PHOTO: Mana Hirai
TEXT:長澤智典
「DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST」(期間限定アーカイブ視聴)
DESURABBITS『一瞬で』MV
★インフォメーション★
・KARIN生誕祭「8月23日」開催決定!
・8月10日『ギュウ農フェス夏のSP2020』@新木場スタジオコースト出演決定!
DESURABBITS Web
https://g-records.jp/desurabbits/
DESURABBITS Instagram
https://www.instagram.com/desurabbits/
DESURABBITS BLOG
https://ameblo.jp/desurabbits/
DESURABBITS YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCaTkriNVLkps1VAUh0-mmiQ/videos
―セットリスト―
「卒業少女-未来絵-」
「Rayword」
「うさぎのきもち」
「うさきのダンス」(リクエスト曲)
「アイドル STAR WARS」
「でも、逃げんな」
「put on the mask」
メドレーコーナー
「うちゅちゅ」~「怪獣アンポンタン」~「Don’t think, Feel!」~「2nd Atteck」
「一瞬で」
「Magic of Butterfry」
「恋する季節」
「デスラビッツ軍の七ケ条」
「お祭りJAPAN 告白Night」
「アイコトバ」