常識を破壊し続けるCHOKE衝撃の問題作「全然問題ねぇ」、こんなにもぶっ飛んで壊れたアバンギャルドな売れ線ロック、初耳だよ!! 


2ndアルバム「CHOKE 2」以来となる、CHOKE待望の新曲「全然問題ねぇ」が、6月5日より全世界へ向け配信リリースになる。ここへ至るまでにもCHOKEは、ドラムの脱退に伴うドラムレスでのライブ活動、現在のサポートドラマーToshiya Satoを迎えての新たな体制の構築など様々な試練を乗り越え続けてきた。同時に、現在の4人が志を一つに、同じ信念を持って楽曲制作へ向かい出したことで、バンドとしてさらなる極みへ到達してゆく確かな手応えもメンバーたちは実感している。その、更なる進化を告げる楽曲であり、今現在の社会情勢へ辛辣なメッセージをぶつけたのが「全然問題ねぇ」になる。

コンポーザーのKVYA NONOが、「これまでは時間をかけてでも”良い作品”を作ることを大切にしてきたけど。今はスピード感も大事と思い、今回、配信やストリーミングという形を取った」と語ったように、彼らは、最も熱を持った状態で最新モードのCHOKEを届ける姿勢を示してきた。これも、日々刻々と変化してゆく音楽情勢の中、他の追随を許さない独自性を持った音楽を、最も熱した形で届けようとしてのこと。最新曲「全然問題ねぇ」は、ポップやキャッチーという言葉の示す音楽へ耳馴染んだ人たちには、とんでもない衝撃を持って、あなた自身の価値観を掻き乱してゆくだろう。

ふわふわと沸き立つエレクトロな不況和音、その上へブツブツとレコード針のノイズ音が重なりだす始まり。そこへ絡むのは、押し殺したように言葉を呟くREONのラップ。CHOKEが示したのは、重低音を効かせたトラップミュージックと不協和音なエレクトロ音、ラウドなメタルサウンドにラップをミックスさせるなど、独自の解釈も加えた”CHOKE流トラップメタル”なスタイル。さらにCHOKEの場合、突然、シンフォニックな展開をぶち込むなど、ブロックごとに楽曲の表情をガラッと変えてゆくように、様々な音楽を組み合わせるコラージュな手法も用いている。つまり、綺麗な流れを持った曲調というよりは、刺激的な音楽の塊が1曲の中でぶつかりあい、その刺激を倍加させてゆく形で楽曲が構築されてゆく。わかりやすく言うなら、エゲつない勾配で次々と刺激を与える緩急差の激しいジェットコースターに乗っているような興奮を、CHOKEは楽曲へ落とし込んでいる。
さらに歌詞では、自分の意志を持てず、人の言葉に惑わされ、勝手にパニックへ陥る世の中の人たち。とくに、ネット社会の中、人の意見に振りまわされ翻弄した想いを意味も理解せずに拡散してゆく愚かな人たちへ向け、「もっと冷静に自分の意志を持て。でないと、あなたは事を仕組んだ連中に真綿でしめつけられるよう、言いなりにされてしまうぞ」というメッセージを投げつけてきた。

最新曲「全然問題ねぇ」について、メンバーらは、こんな言葉を寄せてくれた。

「MVも制作した「Fuck It」のように直接的な怒りを攻撃するようにぶつける手段ではなく、「全然問題ねぇ」でCHOKEが取ったのは、聴いた人たちが納得し、自分なりの理解を深め、前向きになれるロジカルな表現。情報に煽動される人たちばかりの今の世の中、その考えを改めてみないかとここではメッセージしている。具体的な想いは、それぞれが考えを巡らせたうえで受け止めて欲しい。今回は直接的な攻撃手段を取ることなく、ちょっとずつ外堀を埋めるような書き方をしているように、そうやって巨悪を困らせていければ…。それとも、自分らが外堀を埋められてしまうのか…。あとは、自分で答えを導いてくれ」(REON)
「僕らが「全然問題ねぇ」の楽曲やMVにぶつけた明確な想いはあるけど。それを自由に捉えてゆくのがアートやエンターテイメントの楽しみ方。あえて説明しすぎることなく余白を持ったテーマをぶつけているのも、その理由。曲調に関しては、一聴するとアバンギャルドで突拍子ない印象を受けがちだけど、その破天荒さを数分の中へ起承転結を持って集約。わかりやすくはないけど、わかりにくくもない、その絶妙なバランスを持って仕上げたからね」(B5)
「CHOKEの楽曲はセクションごとにめりはりが強烈というか、部分部分だけを聴いているとまったく別の曲がパートごとに羅列されている印象を受けがちだけど。ジャンルレスな要素を1曲の中へ濃密に集約させているところが、「全然問題ねぇ」の面白さだとも感じてる。ドラム的に、サビ前の2ビートのセクションは自分の精一杯のアプローチをひねり出したので…」(Toshiya Sato)
「最初に心がけたのが、楽曲として持つべき価値観…テンプレートを一度全部消し去ること。そして、ポップなアプローチをしたものをいかにぶち壊し、再構築してゆくか。「全然問題ねぇ」では様々な楽曲のブロックを数分間の中へコラージュするように濃縮。同期を用いながら、同時に、人間だからこそ作り出せるグルーヴも意識。さらに、不協和音を相当詰め込めば、エクストリームな表情から落とす面などテンポチェンジも緩急を効かせれば、セクションによってはBPM10どころではなく、BPM5やBPM2などの緻密な単位で変えるなど、複雑ながらもCHOKE流の売れ線曲として作り上げました。でもまぁ、だいぶマニアックですけどね(笑)」(KVYA NONO)

「全然問題ねぇ」は、感情の内側でふつふつと煮え立つ破裂しそうな感情を細胞中へ張りめぐらせ抑制していたはずが、外的な衝撃を受け、暴発。その衝動を四方八方へ一気に撒き散らし、触れた人たちへ衝撃や驚異を与えてゆく熱したマグマのような楽曲だ。
加えて、廃村と、そこへ繋がる廃墟と化したトンネルを舞台に撮影したMVも、猟奇的かつホラーな描写が多く、観る者を戦慄させてゆく。「全然問題ねぇ」のMVについて、総監督も務めたKVYA NONO、そしてREONは、こう語ってくれた。
「みんな同じ目的を持って仲良く何かを始めたはいいけど、最期には仲悪くなり終わりを迎えるのはよくあること。それが、何かを突き詰めてゆく過程の中で生まれてしまうのは仕方ない。それを嫌がったり怖がるのは違うのではないか。MVでは、死体となったREONがB5に引きずられるシーンもあるように、コロナが蔓延する今の背景に照らし合わせて観る人たちもいるかも知れないけど。本質となるテーマは、先に僕が言ったことになります」(KVYA NONO)
「MVでは人をボコボコにしてお金を奪い取るシーンも登場。あれは物語の展開上の表現ではあるけど、今の世の中、善意を持ち逃げしてしまうなんてよくあることなんで」(REON)

結成3周年を前にした6月5日に、誰もが気軽に手に、耳に出来る配信とストリーミングという手段を持って、CHOKEは「全然問題ねぇ」を世界中にウィルスのように撒き散らす。それに感染したとき、あなたはどんな自分なりの「全然問題ねぇ」という意識や言葉を導き出すだろうか。それが楽しみだ。

TEXT:長澤智典

「全然問題ねぇ」MV

★インフォメーション★

●配信情報

「全然問題ねぇ」
https://linkco.re/f8SNsZ12



●ライブ情報

020年6月14日(日)渋谷CYCLONE CHOKE 3rd anniversary “BEEF”
2020年6月14日(日)
場所:渋谷CYCLONE
CHOKE 3rd anniversary “BEEF”
OPEN17:30/START18:00
前売り¥3000(+1D) / 当日¥3500(+1D)
【出演】
・CHOKE
・breakin’ holiday
・GIVEN BY THE FLAMES
・PXLLY
・REVIVAL OF THE ERA
・WORLD END MAN
※タイムテーブル5月下旬公開
【チケット】
・e+
https://eplus.jp/sf/detail/3262900001-P0030001
・バンド取り置き
※入場順 e+→バンド取り置き→当日券
【問】渋谷CYCLONE(TEL:03-3463-0069)



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