8月10日(土)に渋谷ストリームホールで行った行ったワンマン公演「SAY-LA RAY-WA 1st summer one man ~正統派の夏が来た~」も成功に収めたSAY-LA。8月27日(水)には4thシングル「正統派の夏が来る」を発売する。何時もは冬の時期にシングルをリリースしてきたSAY-LAが、初めて夏に。しかも”夏曲”を出すことから、ファンの間でも話題を集めている。夏シーズンの到来に合わせライブでも披露し始めれば、初見の人たちのハートもつかんでいるように、発売時期にどれだけチャートのアクションを起こせるのかも楽しみだ。今回、渋谷ストリームホール公演前にメンバーを直撃。最新シングル「正統派の夏が来る」へ込めた想いについて伺った。
2020年が東京オリンピックの年なら、2021年はSAY-LAの日本武道館公演の年として、みんなに印象付けたい。
――今年のSAY-LAは1月1日にTSUTAYA O-EASTを、4月3日にはWWWXを舞台にワンマン公演を立て続けに実施。8月10日には、渋谷ストリームホールで今年3回目となるワンマン公演を行ないました。さらに、1月1日に3rdシングル「YES, 肯定ペンギン」を発売すれば、8月27日には4thシングル「正統派の夏が来る」をリリース。今年のSAY-LA、かなり攻めていません??
藤沢泉美 シングル盤は毎年1枚のリリースペースだったのが今年は2枚に増えれば、それを夏にリリース。ワンマン公演も、今回で3回目ですからね。
森のんの 今年の夏は、夏フェスにもいろいろと出ているように、SAY-LAにとって勝負の夏なんです!!
藤沢泉美 この勢いを加速させながら、メジャーデビューを狙いたいです!!
――かなり気合い入っていますよね。リリースに関して言うなら、2ndシングル「3000年に一度のハピネス」、3rdシングル「YES, 肯定ペンギン」ともに、オリコンデイリーチャート1位、ウィークリーチャート3位を記録してきたように、今回の結果次第では、ワンステップ上がることも夢ではなさそうじゃない??
森のんの そうしていくのが理想です。SAY-LAは、昨年に「2021年に日本武道館公演を行う」という目標を立てました。それを実現するためには、SAY-LAとしてはもちろん。メンバー個々にもスキルを高め、夢をもっと現実に近づけないと…。SAY-LAとしての活動も5年目へ入ったように、日々のライブをこなしていくだけでは活動をしていく意味がないと思っているからこそ、もっともっと頑張らなきゃなと思っています。
――明確な目標があることで、メンバーの気持ちの入り方も変わりますからね。
森のんの そうなんです。2020年が東京オリンピックの年なら、2021年はSAY-LAの日本武道館公演の年として、みんなに印象付けたいので。
――今年に入ってからのSAY-LAは、メンバー発信の動きが増えていますよね。
森のんの 新曲でもメンバーが振りを担当すれば、「正統派の夏が来る」のMVにもメンバーのアイデアを反映したりと、何かをやるうえでも「メンバーが考案したり、メンバーから発案する」ことは多くなりました。それだけ、メンバー全員が、SAY-LAとして夢をつかみたい気持ちが強くなってきたからだと思います。
咲山しほ 以前までは、そこまでメンバー発信で細かいことを話していなかった気がするけど。渋谷WWWXでのワンマン公演以降からは、メンバーから意思や意見を発信しようということで動き始めた面が強くなったからね。
清水亜夢 わたし、昨年の秋にSAY-LAに加入して、今年初めてSAY-LAとしての夏を経験しているんですけど。今のSAY-LAに勢いを感じるからこそ、呑み込まれないように頑張っていかなきゃと、毎回すごく思っています。
――まさに、「正統派の夏」を味わい尽くしているわけだ。
天原瑠理 わたし、夏が苦手ですけど。それでも、今年の夏は楽しく過ごせています。
藤沢泉美 あきらかにSAY-LAを取り巻く環境は変わったと思います。以前までは年に1枚のリリースだったのが、今年は2枚に増えれば、ワンマン公演だって「次は何時だろう」となっていた環境とは違って、今年は毎回到達したい目標として頑張り続けてこれています。それって、けっして当たり前に出来ることじゃないのをわたしたちは経験上わかっている。だからこそ、それを当たり前にしていけるように頑張りたい気持ちがどんどん強くなっているのが今なんです。
――渋谷ストリームホールが、SAY-LA史上最大キャパへの挑戦になるのでしょうか。
藤沢泉美 TSUTAYA O-EASTのほうがキャパシティ自体は大きかったです。今年1月に挑戦したときは、たくさんのファンの方々に来ていただきましたけど、Sold Outまでにはいけませんでした。SAY-LAとしては、TSUTAYA O-EASTをSold Outさせたい目標もあるように、今回の渋谷ストリームホール公演も成功させ、TSUTAYA O-EAST公演をリベンジしたいですし、ワンマン公演をもっと定期的にやっていけるくらいにSAY-LAを成長させたいんです。でないと、日本武道館公演には立てないと思うからこそ…。
咲山しほ わたし、TSUTAYA O-EAST公演の時期は、まだ入って間もない状態だったから不安と緊張が先に来ていたんですけど。それから2人の先輩メンバーが卒業、続く渋谷WWWX公演では「メンバーが卒業したことでパワーダウンしたとは絶対に思わせない」気持ちを持って臨んでいました。あれからこの6人で多くの時間を過ごしてきた中での今回の渋谷ストリームホールでのワンマン公演だからこそ、絶対にパワーアップした姿を見せたいなと思っています。何より、メンバーどうしでSAY-LAの未来について話すことが本当に多くなったよう、誰もがSAY-LAの大切さを強く感じながら、今は歩み続けています。
沙藤まなか わたしも1月のワンマン公演は、SAY-LAに加入して間もない時期だったから、訳もわからず必死にやっていたんですけど。わたしの中に、「SAY-LAはこうだ」という「SAY-LA像」があるんですね。もちろんわたしもSAY-LAのメンバーですけど、以前までは、わたし自身が理想とするSAY-LA像に追いついていなかったことから焦りがありました。だけど6人体制になって以降のSAY-LAは、「新しいSAY-LA像を作る」意識を強く持っていれば、だからメンバー間で話すことも増えてきたんだと思います。その成果を、この夏のSAY-LAからいろんな人たちへしっかりと示していきたい。それが新しいシングル「正統派の夏が来る」であり、今のSAY-LAの姿なんだとわたしは受け止めています。
精一杯やっても成功するとは限らない。だけど、続けることでみつかるものがある。
――すでにライブでも披露している最新ナンバー「正統派の夏が来る」。それぞれ、どのように楽曲を受け止めているのかも聞かせてください。
沙藤まなか ライブでこの曲を歌うと、初見の人でもすぐにつかめるというのかな。歌がキャッチーだから、初めて歌に触れた人たちでもすぐに曲の世界へ溶け込んでくれれば、ライブでも掛け合いしていけるように、とても一体感の生まれやすい楽曲です。
歌詞で「夏が来る」とも歌っているように、とくに夏フェスでこの曲を歌うと、「あー、夏だなぁ」とわたしは強く実感します。あと、「上手くいかないとき 打ちのめされたときそれが強くなるときだから」という歌詞が好きなんですね。その部分って、まさに今の私たちそのものだからこそ、何時も共感しながら歌っています。
咲山しほ わたしも、この曲は一度聴いたらすぐに耳に残る歌だなと感じてて。しかも、ファンの人たちといっぱい掛け合いをしていけるように、ライブでたくさん一体化したノリを作っていきたいなと思っています。
歌詞には、精一杯やっても成功するとは限らない。だけど、続けることでみつかるものがあることを、プロューサーの光さんが私たちに向けて書いてくださいました。私たちと同じように感じる人は多いと思うからこそ、この歌を通して、みなさんポジティブに頑張って欲しいなと思います。
藤沢泉美 これまでのSAY-LAには夏っぽい歌どころか、季節歌ってなかったんですね。だからこそ、「正統派の夏が来る」を通して夏を感じて欲しいのはもちろん。ライブで歌うとすごく盛り上がる曲だからこそ、一緒に盛り上がって欲しいし。SAY-LAが毎年「正統派の夏が来る」を歌い始めたら、みんなも「夏の季節がきたーっ!!」と思ってくれたらなと思います。
天原瑠理 よく、「この季節になったら聞きたくなる歌」ってあるじゃないですか。SAY-LAには、これまで季節の歌がなかったから、こうやって夏の歌を歌えることがすごく嬉しいんです。これからもぜひ、季節の歌を増やして欲しいです。
清水亜夢 みんなも言ってるように、「正統派の夏が来る」はライブでみんなと一緒に盛り上がれる歌になっています。しかも”夏曲”だから、夏になるたびに「正統派の夏が来る」をみんなが思い出してくれる歌にしていきたいです。
森のんの SAY-LAは「正統派」なグループのように、「暑さ」「汗を掻く」「太陽に照らされて」などあまり”夏”のイメージと結びつきにくいのはメンバー自身も感じているんですけど。今回、SAY-LAが「正統派の夏が来る」を歌うことで、「正統派と言われるSAY-LAだって夏らしさを届けられれば、夏フェスに出ても夏曲で盛り上げられるんだぞ」というのを示せるなとも、ライブで歌いながら実感しています。
歌詞に関しても、この楽曲を作ってくださった光さん自身が、過去に精一杯やりながらも結果を導き出せず、何度も挫折を経験した方。そういうお話を聴いたことがあるからこそ、私たちにも「続けることが大事だから」ということを伝えてくれてるんだなと、「正統派の夏が来る」を歌いながら感じていました。
あっ、甘酸っぱい感じになっています。すっぱいじゃ腐っちゃう(笑)。食中毒の恋の歌になっちゃう(笑)。
――C/Wには3曲収録。「初恋カルボナーラ」は、前シングル「 YES, 肯定ペンギン」のC/Wに収録した「ガチ恋ペペロンチーノ」に続く、パスタシリーズ第二弾になります。
森のんの 前作の「ガチ恋ペペロンチーノ」は、とてもつらくて悲しい失恋ソングだったんですけど。「初恋カルボナーラ」は初恋というだけあってすっぱい…。
5人 すっぱい??
森のんの あっ、甘酸っぱい感じになっています。すっぱいじゃ腐っちゃう(笑)。食中毒の恋の歌になっちゃう(笑)。
沙藤まなか この初恋、数粒入れた胡椒によって幸せに変化が出てしまうように、「あそこで胡椒を入れなきゃ良かったのに」とわたしは思ってしまったんですけど。でも、カルボナーラって、胡椒を入れないと完成しないんですよね。つまり、「初恋は実らない」ものなんです。
「ガチ恋ペペロンチーノ」も「初恋カルボナーラ」も、物語調の楽曲だから、とても感情移入しやすかったです。あと、振付も、何時もとはちょっと異なる感じなので、そこも注目して欲しいです。
――甘い初恋って、ちょっとした刺激のスパイスで壊れてしまうもんなんですね。
森のんの 「好き」な気持ちだけじゃどうしようもいかないのが初恋ですからね。このパスタシリーズ、まだまだ続くのかな?!。次はアラビアータ?、それともジェノベーゼ??。それも楽しみにしています。
「友達ウェディングベル」が、モーニング娘。さんの「ハッピーサマーウェディング」に続く、アイドルのウェディングソングの定番になったらなと願ってます。
――「友達ウェディングベル」は、結婚式を舞台に、親友である新婦へ向けた想いを歌にした楽曲です。
藤沢泉美 この曲の振付をわたしが担当しました。イントロの部分では、身長差のあるのんのちゃんと亜夢ちゃんが新郎新婦になり、バージンロードを祝福されながら歩く振りも入れました。
わたし、友達の結婚式に出たときに、久しぶりに同級生や仲間たちとも出会いすっごく楽しかったんですね。その楽しさが忘れられなくて、1ヶ月くらい「結婚したい」じゃなくて「また結婚式に出たい」って騒いでたんです。その姿が印象的だったのか、光さんが歌にしてくれました。なので、当時の気持ちを思い出しながら振りもつけています。
――アイドルがウェディングソングを歌うって、なかなか無いパターンですよね。
藤沢泉美 だと思うんです。だからこそ「友達ウェディングベル」が、モーニング娘。さんの「ハッピーサマーウェディング」に続く、アイドルのウェディングソングの定番になったらなと願ってます。
――SAY-LAのメンバーには結婚適齢期の方もいるように、こういう曲を歌えるようになったということでしょうね。
森のんの ちょっと大人のメンバーだからこそ歌える曲もありますからね。ただ、わたしを含め、結婚式に出たことのないメンバーがほとんどなんです。
天原瑠理 結婚式ってすごく楽しそうだから、一度出てみたいです。
沙藤まなか わたしは、あるよ。だから、友達のことを思い浮かべながらわたしは歌ってました。歌詞の中へ「送ってくれた招待状 もちろん二つ返事」とあるんですけど。わたし、招待状を送り忘れたことがあったんですね。だけど友達は、「まなかのことだから絶対に参加だろう」と、わたしのぶんまで用意してくれていた経験もありました。
咲山しほ 「友達ウェディングベル」には、ラップやセリフもあるので、そこも注目してください。
「大好きだよ」「愛してるよ」も、その人の置かれた環境や立場によって受け止め方も変わること。
――「愛呼吸」では「大好きだよ」という言葉を連呼しています。
咲山しほ 「大好きだよ」と「愛してるよ」をめっちゃ言ってます。
沙藤まなか この曲を光さんからもらったときに、「えっ、光さんに一体何があったの?」と思って聴いたんですよ。そうしたら「これは家族に向けての意味もある」と言ってきて、「なるほどー、そういう解釈もあるんだぁ」と思いました。だから「大好きだよ」「愛してるよ」も、その人の置かれた環境や立場によって受け止め方も変わるように、その人自身の感じたままにこの曲を受け取って欲しいなと思い、わたしたちは歌っています。
森のんの ただ、普段はそうそう簡単に「大好きだよ」や「愛してるよ」とは言わないから、「愛呼吸」を歌っているときは、ちょっと恥ずかしいです。だからこそ、この歌って「普段はそういう言葉を言えない人のためにある曲」なんだと思います。
教会広場で「友達ウェディングベル」を歌うって、すごく似合う環境だよね。
――完成した4thシングルの「正統派の夏が来る」、今のSAY-LAにとってどんな作品になりましたか。
清水亜夢 今回のシングル曲は、今の6人になってから作った楽曲ばかりのように、今のSAY-LAを感じて欲しい作品になりました。
――前2作はウィークリーチャートで3位でしたが、今回こそは1位を狙いたいところですよね。
沙藤まなか 自分たちや応援してくださる方々は、結果を出すまでに頑張っているその過程を見ているけど。SAY-LAのことを知らない人の場合、数字で判断しちゃうところがあるじゃないですか。だから、数字という結果も大切なんだなとは感じています。それに、ファンの方々へたくさん応援してもらっているぶん、そこを結果でもお返ししたいなとも私たちは思っています。
――その結果も楽しみにしています。では、最後にメッセージをお願いします。
沙藤まなか SAY-LAは、9月1日までシングル「正統派の夏が来る」のリリースキャンペーンを続けています。ライブの観覧は無料だから、ぜひその姿を観てください。
藤沢泉美 しかも、キャンペーンのファイナルに当たる9月1日は、お台場のVenus Fort内にある教会広場で行います。もちろん無料ですし、何より、SAY-LAの雰囲気にすごく合っている会場なんですね。そこではぜひ「友達ウェディングベル」も歌おうと思ってるので、観て欲しいです。
森のんの 教会広場で「友達ウェディングベル」を歌うって、すごく似合う環境だよね。ぜひ、それもみなさん味わってください!!
LIVE PHOTO:本間裕介
TEXT:長澤智典
SAY-LA Web
http://www.say-la.jp/
SAY-LA twitter
https://twitter.com/SAY_LA_info
★映像★
「正統派の夏が来る」
★音源情報★
4th シングル「正統派の夏が来る」
2019年8月27日発売
発売元 I-GET MUSIC
販売元 ダイキサウンド
A-type IGET-009
B-type IGET-010
C-type IGET-011 (レコチョクWIZY限定盤)
定価1111円(税抜)
1. 正統派の夏が来る
2. 初恋カルボナーラ
3. 友達ウェディングベル
4. 愛呼吸
5. 正統派の夏が来る (off vocal version)
6. 初恋カルボナーラ (off vocal version)
7. 友達ウェディングベル (off vocal version)
8. 愛呼吸 (off vocal version)
フジテレビ系音楽情報番組「Tune」8月度エンディングテーマ
★LIVE情報★
リリースイベント各地で開催中!
9月1日(日)お台場ヴィーナスフォート教会広場 無料ミニライブ&特典会
*楽曲「正統派の夏が来る」歌唱中のみ撮影可能!