當銘菜々(燃えこれ学園)の「なぁな最後のわがまま公演」が、ここに甦る。


ついにこの日が訪れた。7月31日に初台DROOSで行った「なぁな最後のわがまま公演」を持って、當銘菜々は燃えこれ学園を卒業した。タイトル通り、この日は當銘菜々がライブを通してやりたかったことをすべて詰め込んだ内容。同時に、「4月度~6月度つうしんぱランキング」公演も組み込む形で行われた。

「今までの人生の中で一番最高の日にするよ」と叫んだのが、熊野はる。その言葉が示すように、メンバーも広報委員もかなり気合が入っている。「今日は、なぁなのわがままに付き合ってね」と叫んだ當銘菜々の声を合図に、「なぁな最後のわがまま公演」は『ミラクる☆妄想がーる』からスタート。メンバーみんな、夏の私服姿で登場。その姿から、各自のキャラクターも見えてきた。ライブは、『ミラクる☆妄想がーる』『夏恋♡LOVE』と胸をドキドキさせる楽曲を並べ、最初からこの会場に笑顔の花を咲かせていた。無邪気な笑顔を浮かべ、舞台の上を飛び跳ねながら歌う彼女たちの姿がとても愛らしい。

 

まずは、「4月度~6月度つうしんぱランキング」コーナーへ。ここからは、いつもの制服姿でのライブへ。「4月度つうしんぼユニット」(當銘菜々・成田麻穂・仲川つむぎ・熊野はる・高未悠加)は、『again』を歌唱。パワフルな楽曲を、メンバーみんなが気合を込めて熱唱。當銘菜々の落ちサビを歌いあげる姿が胸を熱く騒がせた。
「4月度フォトガチャ選抜」(仲川つむぎ・成田麻穂・稲森のあ・當銘菜々・熊野はる・三浦千鶴))ユニットが歌ったのは、『明日へ』。冒頭の「クラップいくよ」の声を仲川つむぎが担当。メンバーみんなが元気いっぱいな女の子に気持ちを染め上げ、歌を通して爽やかで眩しい青春の景色を描きだしていった。彼女たちのパフォーマンスに触れていたら、輝く未来の扉が開く気持ちになっていた。
「4月度トークポート選抜」(成田麻穂・ 當銘菜々・仲川つむぎ・山田みつき・高未悠加)のメンバーも、『風と君と虹と僕』を歌いながら、この場に終わらない青春の景色を描きだす。彼女たちが手にしたタオルを力強く振り回すたび、フロアでも緑色(當銘菜々カラー)を中心にした、たくさんのペンライトやタオル、腕が突き上がっていた。

「5月度つうしんぼユニット」(佐々木千咲子・三浦千鶴・當銘菜々・成田麻穂・熊野はる)は、秘めた思いを歌声に乗せて力強くぶつけるように『時の砂』を熱唱。心に渦巻く切ない心模様をすべて消し去るように声を張り上げる姿が、胸を熱く奮わせた。
「5月度トークポート選抜」(成田麻穂・當銘菜々・山田みつき・三浦千鶴・佐々木千咲子)メンバーは、両手で相手を抱きしめる振りも交え、「ねぇ ぎゅっとしてよ もっとぎゅっとして」とかわいらしさを振りまきながら『sweet darin』を歌っていた。少し甘えた素振りも交えて歌う彼女たちが、とても可憐な乙女の姿として瞼に焼きついた。

「6月度つうしんぼユニット」(當銘菜々・稲森のあ・蒼音舞・成田麻穂・仲川つむぎ)メンバーが歌ったのが、『オルゴール』。1曲ごと、次々と曲の表情を変えてゆくところが、この日のライブの面白さ。『オルゴール』では、胸に秘めた愛しい人へ歌の手紙を届けるように思いをたっぷりと詰め込んで歌っていた。
「6月度フォトガチャ選抜」(仲川つむぎ・當銘菜々・稲森のあ・蒼音舞・成田麻穂) メンバーは、『タイムレシーバー』を歌唱。彼女たちが「届いて」とロングトーンで
勢いよく歌う姿が、とても印象深く見えていた。その声に触れていると、不思議と気持ちが熱くなる。
「6月度トークポート選抜」(成田麻穂・當銘菜々・仲川つむぎ・蒼音舞・熊野はる)ユニットは、當銘菜々と成田麻穂がWセンターという形で『Shiny Dream』を熱唱。當銘菜々と成田麻穂が交互に歌えば、そこへ他のメンバーも加わりだす。舞台の上で無邪気にはしゃぎながら歌う彼女たちの姿に、めちゃめちゃ元気をもらっていた。

 

「つうしんぼランキング」コーナーの最後は、6月度総合1位の當銘菜々のソロコーナーへ。いつだって眩しい笑顔を見せる當銘菜々らしく、『虹色☆Dreamer』でも、いつも通りの元気いっぱいの姿で、彼女は胸に秘めた思いを笑顔で届けてくれた。少しだけ涙ぐんだ声に聴こえたのは、思い入れを込めすぎた故の耳の錯覚?!

MCコーナーでは、「本物のなぁなは、誰だ選手権」を開催。登場したのが、山田みつき・高未悠加・稲森のあ・蒼音舞・三浦千鶴の5人。彼女たちは、當銘菜々の物真似を実施。途中から、一人追加で登場したのが當銘菜々本人。真似をしたメンバーみんな、右目の下にホクロをつけていた姿が、とても印象的だった。優勝は、當銘菜々本人よりも當銘菜々のキャラクターをデフォルメして見せた稲森のあだった。

次に披露したのが、燃えこれ学園内に生まれたユニット「特進組-Quintett-」(成田麻穂・當銘菜々・佐々木千咲子・仲川つむぎ・熊野はる)による『Melodious Revolution』。當銘菜々の歩みを語るうえで欠かせないユニットということで、限定復活。メンバーだった奥原香澄が卒業したことから、彼女の代わりに熊野はるが参加した形とはいえ、特進組-Quintett-のライブを見れたことで、當銘菜々の歩みをしっかり確認できたのが嬉しかった。
『ぱすてるサマータイム』を歌ったのが、先程行った「本物のなぁなは、誰だ選手権」に登場していた、山田みつき・高未悠加・稲森のあ・蒼音舞・三浦千鶴。彼女たちは、気持ちを當銘菜々色に染め上げ、いや、當銘菜々に成りきって??歌っていた。途中から當銘菜々も参加。さらに、熊野はる以外のメンバーが参加し、みんなでかわいい歌を爽やかに届けていった。

ここからは、燃えこれ学園の活動を支えるうえで欠かせない人たちと、當銘菜々が共演。最初にコラボレートしたのが、事務所の先輩の図師たまみ。2人が歌ったのが、図師たまみの『手にしたい光』。図師たまみの歌をリードに、彼女の思いを受け継ぐように當銘菜々が歌唱。大人のポップチューンを思い交わすように歌いあえば、サビでは2人で声をハモらせる。互いに顔を見合せて歌う様から、信頼しあった先輩と後輩の姿が見えてきた。

『すき!すき!好き!!』では、燃えこれ学園の振り付けを担う美沙先生を途中から迎え、一緒に踊る豪華なパフォーマンスを披露。當銘菜々と美沙先生が並んで踊る様は嬉しい見せ場になっていた。メンバーみんなも、當銘菜々と美沙先生のダンスとシンクロするようにパフォーマンスしていた姿も、とても印象的だった。

當銘菜々のソロ曲『なないろスマイル』では、燃えこれ学園の楽曲を手がけているフジマエンジェルがアコースティックギターを持って参加。當銘菜々の最後の晴れ舞台で、まさかミディアムメロウにアレンジした『なないろスマイル』の弾き語りバージョンが聴けるとは…。これぞ、まさに最高のサプライズだ。アコースティックな形で歌に触れたことで、當銘菜々のシンガーとしての存在感の高さを改めて実感した。

続いて披露したのが、各メンバーの歌うソロ曲へ當銘菜々が参加する形で行った「ソロ曲メドレー」。

まずは、卒業メンバーのソロ曲を1コーラスずつ歌唱。花岡香奈の歌ったポップでキュートなラブリーチューン『片想いキャンディー♡』を、稲森のあ・高未悠加・山田みつき・當銘菜々で歌唱。瀧本麗のソロバラード曲『涙をふいて』を蒼音舞・仲川つむぎ・三浦千鶴・當銘菜々で歌えば、奥原香澄の『ヒカリ』を佐々木千咲子・成田麻穂・熊野はる・當銘菜々が浪々と歌いあげた。
ここからは、現在のメンバーたちのソロ曲へ當銘菜々が参加する形で歌唱。山田みつきの『Vampire distress』を、2人で小悪魔なモードに気持ちを染め上げ、力強く、雄々しく熱唱。高未悠加と當銘菜々は、『みらくる☆まじかる☆わんだーらんど』を通して魔法少女に変身。2人とも胸をキュンキュン騒がせながら、かわいらしい表情を満載で歌っていた。
稲森のあの『myself』では、2人とも心を弾ませながら。互いに身を寄せ合い、元気いっぱいに、この場へ光を振りまくように歌唱。三浦千鶴とは、互いにエールを送りあうように『Yell』を歌っていた。2人とも手にポンポンを持って歌う。その姿も印象的だが、歌を交わしあう姿も眩しく見えていた。途中、感極まった三浦千鶴が涙声に。その姿を優しく抱きしめる當銘菜々。そこからも、2人の素敵な関係が見えてきた。
仲川つむぎの歌う『白いキャンバス』では、當銘菜々も昭和歌謡の歌姫に気持ちを染め上げて熱唱。まるで昭和のデュエット歌手のような様を見せていた。蒼音舞の歌った『Real Cry』で當銘菜々は、蒼音舞と一緒に気持ちをロックなシンガーへと塗り替え、凛々しい声をぶつけあう。2人のパワフルな歌声のコラボレートは、胸を熱く騒がせた。
メロウなバラードの『Starry Sign』では、佐々木千咲子と當銘菜々が言葉のひと言ひと言を大切に紡ぐように、互いに顔を見合わせて歌っていた。2人の歌姫のデュエットは、本当に聞き応えがあった。メルヘンの世界へ一瞬で飛び込んだ當銘菜々は、成田麻穂と一緒に『Happy♡Merry-go-round』をデュエット。1曲ごとに気持ちのモードを瞬時に切り換え、その曲に似合う歌を當銘菜々は届けていた。もちろんこの曲でも、かわいらしさ全開で歌うことを楽しんでいた。
熊野はるの歌った『High jump!!』では、2人とも凛々しい歌声で、後悔のないようにと全力でジャンプ。会場中の人たちが熱狂しながら飛び跳ねる景色を、この場に作りあげていった。最後のほうでは、2人とも涙ぐみながら歌っていた。
ソロコーナーの最後は、當銘菜々のソロ曲の『なないろスマイル』へ。9年間歌い続けてきたこの曲も、この日が歌い納めというのも寂しいが、でも、最後の最後までニヤニヤした笑顔を浮かべ、キラキラのスマイルで歌を届けてくれたことが嬉しかった。どんな環境だろうと、笑顔を絶やさない當銘菜々の姿を味わえたのが嬉しい。フロア中が緑色の輝きに包まれていたのも印象的だった。最後に生まれた「みぃ~んなことが大好きだよ」「俺もー」のやりとりも最高だ。

ライブも、最後のブロックへ。配信で観ている人たちに向け、當銘菜々と成田麻穂が放送しているラジオ番組『燃えこれ学園なぁなり〜ラジオ』の公開生放送へ向かう道中やプールで戯れる姿など、メンバーらの沖縄道中の模様をメイキング映像として上映。その間、会場ではカバー曲の『夜明けBrand New Days』を歌い、熱い盛り上がりを見せていた。

メンバーみんながステージの上でニヤニヤした笑顔を浮かべて歌ったのが、『Peeeace!!!』。彼女たちのかけたドキドキの魔法が、ずーっとハートをときめかせていた。楽しい、ほんと、楽しいという言葉しか出てこない。
最後に歌ったのが、やはりこの曲だ。燃えこれ学園が、新たな一歩を踏み出すためにと作った『Re-START』を、ここから新しい道へと進む當銘菜々を送り出す曲として、みんなで歌っていた。フロア中からも熱いエールの声が飛び交う。たくさんの声援を胸に、彼女たちは、たとえ道を分かとうとも、この曲を胸に。ここまで築いてきた経験を自信に、これからも前を向いて歩み続けようと約束を交わしていた。みんな涙声だ。それでも必死で涙を堪えて歌っていた。それは、笑顔で當銘菜々を送るため。どんなことがあっても、笑顔を忘れない自分でいるため。當銘菜々が燃えこれ学園に伝えた笑顔の魔法は、これからもずっとかかり続けていく。

最後は、みんなで『校歌』を斉唱。「みんなと出会えたなぁなは本当に幸せものです」の言葉を残して、當銘菜々は舞台を降りていった。この日は、全部で33曲届けてくれた。次の定期公演は、8月15日(火) 「新体制&新曲発表」公演 (新宿KeyStudio)。新しい燃えこれ学園のスタートの景色も、楽しみだ。

最後に、18歳の青山あすかが候補生として加入することを報告。さらに、2024年3月13日に燃えこれ学園はZepp Diver City公演を行うことを発表。ついに夢のZepp公演が決定した。この日へ向かって駆けだす燃えこれ学園の、これからの姿も楽しみにしていたい。

PHOTO:平島理
TEXT:長澤智典

【定期公演(配信ライブあり)スケジュール】
8月15日(火)「新体制&新曲発表」 (新宿KeyStudio)
https://tiget.net/events/263514
9月5日(火)
9月19日(火)
10月3日(火)「熊野はる生誕祭」
10月24日(火)

2024年3月13日にZepp Diver City公演が決定!

その他のライブについてはこちらをご覧下さい
https://ameblo.jp/moecoregakuen/entry-12812995141.html

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CD情報

New single「Peeeace!!!」1000円
*限定全員サイン入り、限定個人ジャケットあり!

『オルゴール』 1000円
「オルゴール」MV

『Re-START』 1000円
*2000人の方へ「Re-START」CDお届け企画達成!
「Re-START」MV

New!ソロSingle 1000円
「Happy♡Merry-go-round」(成田麻穂)
「虹色☆Dreamer」 (當銘菜々)
「Starry Sign」(佐々木千咲子)
「みらくる☆まじかる☆わんだーらんど」(高未悠加)

各種CDは、購買部よりお買い求め下さい。
https://movingexpress.syncsell.jp

TV/RADIO情報

・毎週月曜日 24:30〜放送中!
『クイーン オブ アイドル’s』
テレビ局:テレビ埼玉
熊野はるがスペシャルゲストとして出演中!
公式チャンネルでもご覧いただけます!
https://youtube.com/@user-rj2fh8hr7x

・毎週火曜日 25:00〜放送中!
『燃えこれ学園なぁなり〜ラジオ』
放送局:FM那覇(78.0Mhz)
パーソナリティ:成田、當銘
※ラジオはアプリListenRadio等で、全国でもお聴きいただけます!

・毎月第3日曜日 20:00〜放送中!
『きらすま☆plus』
放送局:敦賀FM(77.9Mhz)
*はるトーク
パーソナリティ:熊野
*ちっさ、つむつむの懐メロ思い出がいっぱい
パーソナリティ:佐々木、仲川

※ラジオはアプリListenRadio等で、全国でもお聴きいただけます!!

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燃えこれ学園さぶちゃんねる
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セットリスト
『ミラクる☆妄想がーる』
『夏恋♡LOVE』
MC
『again』(4月度つうしんぼユニット=當銘菜々・成田麻穂・仲川つむぎ・熊野はる・高未悠加)
『明日へ』(4月度フォトガチャ選抜=仲川つむぎ・成田麻穂・稲森のあ・當銘菜々・熊野はる・三浦千鶴))
『風と君と虹と僕』(4月度トークポート選抜=當銘菜々・成田麻穂・ 高未悠加・山田みつき・仲川つむぎ)
『時の砂』(5月度つうしんぼユニット=佐々木千咲子・三浦千鶴・當銘菜々・成田麻穂・熊野はる)
『sweet darin』(5月度トークポート選抜=成田麻穂・當銘菜々・山田みつき・三浦千鶴・佐々木千咲子)
『オルゴール』(6月度つうしんぼユニット=當銘菜々・稲森のあ・蒼音舞・成田麻穂・仲川つむぎ)
『タイムレシーバー』(6月度フォトガチャ選抜=仲川つむぎ・當銘菜々・稲森のあ・蒼音舞・成田麻穂)
『Shiny Dream』(6月度トークポート選抜=成田麻穂・當銘菜々・仲川つむぎ・蒼音舞・熊野はる)
『虹色☆Dreamer』(當銘菜々)
MC(本物のなぁなは、誰だ選手権)
『Melodious Revolution』(特進組-Quintett-クインテット=成田麻穂・當銘菜々・佐々木千咲子・仲川つむぎ・熊野はる)
『ぱすてるサマータイム』
MC
『手にしたい光』(図師たまみ×當銘菜々)
『すき!すき!好き!!』(燃えこれwith美沙先生コラボ)
MC
『なないろスマイル』(當銘菜々×フジマエンジェル)
MC
ソロ曲メドレー
『片想いキャンディー♡』(稲森のあ・高未悠加・山田みつき・當銘菜々)
『涙をふいて』(蒼音舞・仲川つむぎ・三浦千鶴・當銘菜々)
『ヒカリ』(佐々木千咲子・成田麻穂・熊野はる・當銘菜々)
『Vampire distress』(山田みつき×當銘菜々)
『みらくる☆まじかる☆わんだーらんど』(高未悠加×當銘菜々)
『myself』(稲森のあ×當銘菜々)
『Yell』(三浦千鶴×當銘菜々)
『白いキャンバス』(仲川つむぎ×當銘菜々)
『Real Cry』(蒼音舞×當銘菜々)
『Starry Sign』(佐々木千咲子×當銘菜々)
『Happy♡Merry-go-round』(成田麻穂×當銘菜々)
『High jump!!』(熊野はる×當銘菜々)
『なないろスマイル』(當銘菜々)
配信映像
会場では、『夜明けBrand New Days』
MC
『Peeeace!!!』
『Re-START』
MC
『校歌』


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