燃えこれ学園が月2回のペースで行なっている「ライブ配信」 。6月も、限定50名という限られた人数とはいえ、お客さんも入れた形でメンバーの蒼音舞と稲森のあの生誕祭が行なわれた。ここでは、6月28日(月)にライブ配信で行なった「稲森のあ生誕祭!」の模様をお伝えしたい。
始まる前に流れた、ライブ配信やライブ観覧する人へ向け「一緒に楽しもう」と誘いをかける、メンバーからの前説代わりのメッセージ。オープニングの映像でも、次々と映し出されるメンバーへ向け「天使のスマイル」「のありぃ!」や「超絶可愛い」「なり~」、「ニヤニヤしちゃうよ」「なぁな!」「超絶デカいぞ」「はるにゃん!」など、稲森のあを中心に、メンバーたちからの愛情あふれるコールが飛び交うなど、いつもとはひと味異なる始まり方を見せていた。そこは、この日の主役、稲森のあのアイデア。
テンションの高い始まりに続き、稲森のあの歌いだしから始まる最新シングル「オルゴール」をライブの1曲目へ持ってきたように、「稲森のあ生誕祭!」を楽しみにしていた人たちの期待を、稲森のあは、最初から予想以上に嬉しく裏切る展開を次々と仕掛けてきた。その冴えた演出が素敵だ。胸の内に抱いた苦しい想いを吐き出すように「オルゴール」を熱唱する様にも、気持ちが強く引き寄せられた。
続く「恋時雨」では、情熱的な歌声でパワフルに熱唱。激しく駆ける楽曲に乗せ、メンバーたちは力強いパフォーマンスと凛々しい歌声をぶつけてゆく。まだライブは始まったばかり。でも、ここまでの展開だけでも幕の内弁当のようにいろんな美味しさ(要素)がたくさん詰め込まれていたように、とても濃密だ!!
最初のMCの時点で、熊野はるは息が上がった状態。それだけ、冒頭の2曲へテンション高い姿を注ぎ込んでたということ。
ライブではお馴染み「夢幻華」を、この日は、熊野はる・佐々木千咲子・蒼音舞・三浦千鶴 ・高未悠加という意外性を持った組み合わせのメンバーで熱唱。美しく可憐に舞う姿に見せて、意外と力強くダイナミックな動きを見せる。楽曲が持つ情熱を膨らませるように凛々しく歌う5人の姿も、インパクト強く映し出されていた。
稲森のあによる英語のナレーションと日本語の字幕に合わせ流れた映像に映っていたのが、11人の選ばれし人へ届いた舞踏会への招待状と、その招待状を手に喜々としてゆく姿。夜中に催される舞踏会へ参加するために、11名は銘々にお洒落に勤しんでゆく。
深夜を告げる鐘が鳴り響き、お城の扉を開けて中に入ると、そこには「シンデレラ・クレイム」に合わせ歌い躍るタキシード姿の紳士たちと、美しいドレス姿の淑女たちがいた。紳士たちは、先に「夢幻華」を歌っていたメンバーたち。まさか、そんな演出が隠されていたとは。ドレス姿の女性たちの愛らしさはもちろん。タキシード姿になった5人の、女性たちをさりげなくリードしながらクールな仕種を見せてゆく姿が格好いい。紳士と淑女が寄り添い、互いを見つめながら歌い躍る様が、見目麗しい。まるでミュージカルを観ているような光景が、目の前には広がっていた。
當銘菜々・仲川つむぎ ・稲森のあチーム、成田麻穂・奥原澄香・山田みつきチームによるコミカルなコント風のMCを挟み、次に舞台を彩ったのが、先ほどまでドレス姿に身を包んでいた淑女たち(當銘菜々・奥原澄香・成田麻穂・仲川つむぎ・稲森のあ・山田みつき)による「ミラクる☆妄想がーる」。この日の主役になる妄想がーる 、稲森のあが作り上げたロマンチックな物語は、6人が無邪気な笑顔で弾けたパフォーマンスを見せ、観ている人たちの胸をドキドキさせながら幕を閉じていった…。でも、まだまだ稲森のあの冴えた演出は続いてゆく。
「楽しいです」と笑顔で語っていたのが、稲森のあ。メンバーらへ「今のところの感想はどうですか?」と笑顔で問いかけてゆくように、この日のライブを一番に楽しんでいたのが、稲森のあ自身なのは間違いない。
稲森のあの手作り衣装に身を包んだメンバーたちが登場。ここから後半戦へ向け、さらに楽しいスタートを切るように、彼女たちは晴々とした表情で「Re-START」を歌いだした。伸ばした指先の先に見える光をつかもうとするように元気いっぱいに歌い躍る11人の姿が、とても輝いて見えていた。
続く「風と君と虹と僕」では、メンバーらが手にしたタオルを回しながら 、チャーミングな姿で歌い躍る様を見せてゆく。メンバーらは、心のペダルをグッと踏み込みながら、ワクワクした気持ちをそのまま歌声やパフォーマンスへ映し出していた。サビ歌の「走りだせ 風になれ どこまでも自分を信じて」と歌う声は、聞いてる人たちへ向けた熱いエールとしても届いていた。
ここからは、大きな天使の羽根をつけた手作りのドレス姿に着替えた稲森のあのソロコーナーへ。まずは、みずから書いた手紙を読み始めた。
「わたしは、今の自分が正直言うと嫌いです。わたしを知っているみんなは、いつもダンス元気に頑張っててすごいねとか、お裁縫とか何でもできてすごいねってたくさんの褒め言葉をくれます。でも、出来ることの他に、あまりにも不器用で出来ないこともたくさんあります。みんなのことが本当に大好きで、いつも感謝とか、大好きとか、もっともっとたくさん伝えたいのに、上手く言葉に出来なくて伝えられなかったり、こういうお手紙のときも、思っていることはすごくたくさんあるはずなのに、上手く言葉に出来なくて、今回もたくさん悩みながらこのお手紙を書きました。
失敗してしまったときや、そうでないときも、いつもまわりが見えなくなってしまって、配信をするたびに、みんなのことも知らないうちに傷つけてしまってるんじゃないかって、じつは不安に思っている瞬間もたくさんあります。でも、そんなわたしを、今日、こんな素敵な会場で、素敵な人たちに囲まれて生誕祭をさせてもらえているのも、みんながわたしのことを「大好きだよ」と言ってくれるから。だから自信を持つことが出来るし、(メンバーのほうを振り向きながら)メンバーがいつも「ありがとう」と温かい言葉をくれることで、少し前のわたしでは信じられなかったような言葉も少しずつ信じられるようになって、(ふたたびメンバーのほうを振り向きながら)わたしの居場所はここにあるんだって思えるようになりました。
ありがたいことに、2020年。そして、2021年に入ってからたくさんの叶えたいことを叶えることが出来ました。みんながしてくれた推しメン投票で欲しかったソロ曲をいただけたり、ソロ曲のCD制作をしていただけたり、燃えこれ学園の曲で歌いだしをいただけたり、その曲をセンターでパフォーマンスをさせていただける時間が出来たり、本当に嬉しいことばかりでした。
わたしが今、一番叶えたい夢は、燃えこれ学園で大きなステージに立つことです。2018年3月20日の「Go to 武道館 追試公演」で、たくさんの人であふれている会場の、そのステージで輝いている燃えこれ学園の先輩たちがものすごく格好良くて、パワーと、勇気と、希望をもらいました。だからわたしも、そんな先輩たちに負けないような。みんなにパワーを与えられるアイドルになれるように頑張ります。まずは今月の「つうしんぼ」で1位になりたいです。悔しいけど、まだいろいろと力不足のわたしには1位になれるチャンスが、1年に一度しかありません。今まで、ありがたいことに1位になれたとき、もちろん自分自身ものすごく嬉しかったですけど。でも、わたし以上にみんなが喜んでくれたことがものすごく嬉しかったです。いつもわたしのわがままを聞いてくれて、いつもわたしを笑顔にしてくれるみんなの笑顔を、またとびっきりの笑顔にしたい。みんなが喜んでくれたことがすごく嬉しかったから、みんなをまた笑顔にしたい。そして今回、このチャンスを逃したくない。「つうしんぼ」1位になりたいです。みんなの応援がわたしの支えです。本当にいつもありがとうございます。
これから歌う、7月1日に発売する「myself」は、「歌詞を考えてみて」と言われたとき、やっぱり言葉が上手く出てこなくて、「なんで?」と悔しい思いもしました。でも、まわりにいてくれる理事長、エンジェル先生、そしてメンバーも、のありぃのために。のありぃが自分では気付けてない心の底の言葉を一緒に考えてくれて、すごくたくさんの人に支えられて出来た、ものすごく大切な曲です。去年この歌を初めて歌ったときは、ただ、がむしゃらに歌っていたけど。今は、歌うたびに、この曲の歌詞の意味に励まされています。だからもっと、わたし自身変わりたいです。少しずつでも変わって、今度はわたしが「myself」のわたしみたいに、みんなに向けて「頑張れ」って言える自分になりたいです。胸を張って「自分のことを好きになれたよ」って言えるようになりたいです。今日が、その一歩目へになれたらいいなと思います。今から歌う「myself」がCDという形になって、みんなの元にお届け出来るのがすごく嬉しいです。ぜひ、手に取ってください」
誕生日当日の7月1日にCD発売になる稲森のあのソロシングル曲「myself」は、笑顔の似合う天真爛漫な稲森のあにぴったりのキラキラ輝くポップチューン。夢見る彼女が心の内に抱えている不安を、稲森のあは力いっぱい笑顔に変えて歌っていた。彼女自身の心模様を映した楽曲だが、そこに込めた思いに触れていると、同じように何かへ向かおうとする勇気が沸いてくる。とても稲森のあらしい歌だ。何より、触れた人の心に光を射し、笑顔と元気を降り注いでゆく楽曲だ。
「のありぃ、お誕生日おめでとう!」の声を合図に歌ったのが、お馴染み「お誕生日おめでとう」。少しカジュアルな天使の姿になった稲森のあを、みんなが笑顔で祝福。稲森のあ自身が、いろんなメンバーと触れ合いながら、このひとときを本当に無邪気に楽しんでいた。あの無垢な笑顔には惹き込まれずにはいられなかった。 最後に、高未悠加が主役にKISSをせまるのも、いつもの習わし?!
場の空気を塗り替えるように、メンバーたちは凛とした姿で、凛々しく「時の砂」を熱唱。苦しい胸の内を零すように歌う姿へ。哀しみを乗り越えようと力強く願うように歌う姿に視線が釘付けになっていた。最後に稲森のあが絶唱した姿も、しっかり瞼に焼きついた。
最後は、この日のライブを一緒に作り上げた全員で感謝の気持ちを分かち合うように、メンバーみんなで「すき!すき!好き!!」を笑顔で歌唱。中でも、稲森のあのとびっきりの笑顔は、この日最高のプレゼントだった。
お馴染み、生誕祭の主役を祝うコーナーでは、メンバーみんなが頭にゴールドイエローのバースデーハットを乗せて祝福。稲森のあは、「今日はやりたいと思ったかことを全部させていただけました。これもみなさんのおかげです」と感謝の言葉を述べていた。ここで、おなじ6月に生誕祭を行なった蒼音舞が、稲森のあのために書いてきた手紙を読み始めた。
「のあはいつも「あっおねさぁ~ん!!」と来てくれるよね。蒼音にとって後輩って仲良くなれても、慕ってくれるってことがあまりなくて、のあが初めてに近かったから、のあが蒼音を慕ってくれていることすんごく嬉しいです。そして、可愛くて仕方がないです。
今回、同じ月に生誕祭ということで、お互い口下手な2人なんだけど。蒼音が生誕祭の手紙で1位になりたいと言えたのは、のあがいてくれたおかげです。それは、のあがどんなときも「1位になりたい」ってがむしゃらに伝えてきて、そのために努力をして頑張っている姿を見たから。だから蒼音も、もっと頑張りたいって、1位になりたいって思いをあきらめたくないなって思いました。そんなのあの全力で頑張る姿や、叶えたいことを叶えてゆくパワーは、後輩ながらすごく格好いいなって思います。これからも糖質のことは何でも聞いてねー。そして、わたしが苦手なことは教えてください。いつもたくさん「大好き」って言ってくれてありがとう。今日は、わたしから伝えさせてください。「のあちゃん、大好きー!!」」
「ありがとぴー」と、稲森のあも返事しながら、そばに近づき「好き」と小声で告白。そんな微笑ましい様も見せながら、最後にメンバーみんなで、「校歌」を斉唱。7月の生誕祭へ、この楽しさを繋げていった。次は、7月5日「奥原澄生誕祭!」だ。
PHOTO:平島理
TEXT:長澤智典
配信ライブスケジュール
7月5日(月)「奥原澄香生誕祭!」
https://tiget.net/events/134169
7月12日(月)「當銘菜々生誕祭!」
https://tiget.net/events/134171
8月10日(火)「無観客ライブ配信」
8月31日(火)「無観客ライブ配信」
『オルゴール』 1000円(送料別)
購買部よりお買い求め下さい。
https://movingexpress.syncsell.jp
オルゴール LIVE PV
『燃えこれ学園なぁなり〜ラジオ』
・毎週火曜日 25:00〜放送中!
放送局:FM那覇(78.0Mhz)
パーソナリティ:成田、當銘
※ラジオはアプリListenRadio等で、全国でもお聴きいただけます!!
2000人の方へCDお届け企画開催中!
《CD通販サイト》
https://movingexpress.syncsell.jp/re-start-%e7%87%83%e3%81%88%e3%81%93%e3%82%8c%e5%ad%a6%e5%9c%92/
燃えこれ学園校外学習 @ http://Akiba.TV
番組URL:http://youtu.be/WHmIPXzR0mo
燃えこれ学園 Web
http://moecore.com/
燃えこれ学園 twitter
https://twitter.com/moecoregakuen
燃えこれ学園 BLOG
https://ameblo.jp/moecoregakuen/
燃えこれ学園 YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/moecoregakuen
燃えこれ学園さぶちゃんねる
https://www.youtube.com/channel/UCZnN9L9Apmp3I8M6VdibpQQ
「Re-START」MV
セットリスト
映像
「オルゴール」
「恋時雨」
MC
「夢幻華」(熊野はる・佐々木千咲子・蒼音舞・三浦千鶴 ・高未悠加)
映像
「シンデレラ・クレイム」
「ミラクる☆妄想がーる」(當銘菜々・奥原澄香・成田麻穂・仲川つむぎ・稲森のあ・山田みつき)
MC
「Re-START
「風と君と虹と僕」
「MC」
稲森のあ手紙
「myself」(稲森のあ)
「お誕生日おめでとう」
「時の砂」
「すき!すき!好き!!」
MC
Happy Birth Day~♪
「校歌」