「人を愛するというのはこういうことだなといつも思わせてくれます」。COLOR’z、初ライブから9ヶ月後に1stワンマン公演を新宿ReNYで開催。「君が好きだ」「俺もー!!」の熱いやり取りも生まれた熱狂の模様を、ここにお届け!!



2018年2月25日に新宿ReNYでステージデビュー。それから9ヶ月強。カラーギャングアイドルCOLOR’zは、12月3日(月)に新宿ReNYの舞台に立っていた。しかもワンマン公演として。
始まりは、橘れおな、月野菜生、菜ノ花れみ、一ノ瀬ゆいの4人だった。現在は、メンバーも7人まで増加。彼女たちがこの9ヶ月の中で何をつかんだのか、1stワンマンライブ「COLOR’z 1st One Man Live-GANGSTER PARTY Vol.1-」は、その成果を試される場でもあった。

ライブは勢いよく駆けだすように『お願いマイフレンド』から幕を開けた。とても力強い楽曲だ、舞台上で無邪気に戯れる7人の歌声にも力が漲っている。イジメ問題というシリアスなテーマを持った楽曲とはいえ、パワフルなステージンクだからこそ気持ちが滾らずにいれない。フロアー中には、早くも絶叫飛び交う熱い空気が満ち始めていた。
 勢いを加速するように、COLOR’zは『Triangle love』を熱唱。「一方通行の恋は実るのかな」と、彼女たちは想いの丈をぶつけだす。7人が気持ちを一つにして届ける歌声に、感情が熱く沸き立つ。力強く拳を振り上げ煽るメンバーたちに触発され、フロアー中が大騒ぎ状態に。この暑さ、まだまだ上がり続けてゆく!!
 月野菜生の力強い歌声を合図に飛び出したのが、『境界線』だ。この歌を通し、生きてく意味を問い掛ける彼女たち。むしろその輝きを放つ歌声は、触れた人たちを光輝く未来へ導くようにも感じていた。何より彼女たち自身が、境界線を取り払い、限界値を越えようと自分たちを鼓舞していた。
クラウチングポーズを取ったメンバーたちが『FUTURE ROUTE』が流れだすと同時に駆けだした。派手に、華やかに、激しく疾走する『future route』に乗せ「絶対的感情をさらけ出してブチかませ」と、彼女たちは胸の内側から沸きだす想いをぶつけるように歌を届けてゆく。彼女たちへ向かって絶叫にも似た声援が飛び交い続ける。フロアーから沸きだす熱気が凄まじい。誰もが感情をぶつけながら、この熱狂を味わい尽くしていた。
 気持ちを嬉しく騒がせる『One chance!』の登場だ。シリアスな歌詞なのに華やかな曲調だからこそ、彼女たちも輝く音に包まれながら笑顔で歌いだす。大きく手を振る彼女たちに合わせ、フロアー中の人たちも色とりどりのサイリウムを振りながら7人と気持ちを重ねあわせてゆく。きっと、生き抜くために必要なのは、何にも負けない笑顔と輝きなのかも知れない。
 身体を大きく揺さぶる歌声と演奏に、騒がずにいれない。『アブラカタブラ』の登場だ。その呪文に触れたとたん、気持ちが熱く沸き上がる。その呪文は、理性をなくし童心に変えてゆく魔法の言葉。舞台上で大きくステップを踏みながら歌い踊る彼女たちに触れていると、一緒に激しく身体を動かしたくなる。ともに沸き上がりたい。無邪気な楽しさに酔いしれていたい。
ここで『Wallet!』の登場だ。刺激的でスリリングな空気も描きながら、彼女たちはダイナミックでパワフルなダンスを魅力に、圧倒的な存在感を持ってせまってきた。とても圧を持ったステージングだ。可愛く挑発するように歌い踊る姿にも、強く惹かれた。落ちサビてのディープな表情から光輝く様へ展開してゆくなど、とても感情沸き立つドラマを持った楽曲だ。でも、歌っている内容が財布を失くして慌てている様というのも面白いじゃない。

ゲストで登場したのが、COLOR’zの代表曲『道標』を作曲した中野悠平。 彼の奏でるアコースティックギターの演奏を背景に披露したのが、『道標』のアコースティックバージョン。橘れおなの歌声をきっかけに演奏はスタート。極力シンプルな構成にしたことで、メンバー一人一人の歌声の個性や魅力も際立てば、一緒に歌ったときには、アコギの音もあるとはいえアカペラを味わっているような気分だった。初期メンバー4人(橘れおな、月野菜生、一ノ瀬ゆい、菜ノ花れみ)の歌声をじっくり味わえたのも嬉しかったこと。たとえアコースティックなスタイルだろうと、フロアーは相変わらず熱く沸き上がっていたのも、COLOR’zのライブらしさと言えようか。

「みんなに届け」(風愛ことり)の言葉に続いて届けたのが、『YELL』。とても華やかでロマンチックな楽曲だ。空からは、たくさんの雪が降り注ぐ演出も。降りしきる雪を感じながら、彼女たちは晴れた歌声を響かせ、最高の笑顔を降り注ぎ、支えてくれるファンたちへ感謝の想いを届けていた。お馴染み、「君が好きだ」「俺もー!!」のやり取りも登場。胸を楽しく弾ませる楽曲に触発され、沸く気持ちになるのも納得だ。
美しいハーモニーとは裏腹に凄まじい勢いで疾走する演奏を突きつけた『約束ノウタ。』の登場だ。「好きすぎて止められないこの気持ち」と、彼女たちは情熱を抱いた想いを全力でぶつけだす。激しく駆ける演奏は、彼女たちの恋にときめく鼓動の音?!。とても華やかでチャーミングな歌声だ。沸き上がる気持ちを、誰もが絶叫に変えていた。むしろ、叫ばずにいれない。それが一緒に幸せを作る最高の約束のように…。

 「これからもみんなの道標になれたらないいなと思います」(月野菜生)。「未来への道標探す旅始まった」、彼女たちを輝く未来へ導くよう、最後にCOLOR’zは『道標』を歌唱。「ゆらゆらゆらり ゆらゆらゆらゆらり」とお馴染みの歌声が響くたびに、心も熱く揺れていた。光に包まれたステージの上で軽やかに歌い踊る姿は、まるで天使たちのよう。彼女たちの歌に抱かれ、心が揺ら揺ら揺れるこの感覚が大好きだ。影を持った心に眩しい光を差す歌声に導かれながら、COLOR’zが指し示す未来へ一緒についていきたい!!
ここで、ファンたちからメンバー7人に花束の贈呈が。一ノ瀬ゆいはすでに泣きじゃくっていた。その姿も、らしいよね。

新衣装に着替えたメンバーたちがアンコールに登場。激しさと力強さをミックスしたハードエッジなタンスロックナンバー『VICTORIA』だ。華麗にステップを踏みながらも、観客たちを熱く煽るメンバーたち。「もっと強く抱きしめて」と歌う彼女たちの姿の、なんて挑発的だったことか。可愛さを秘めながら、観客たちを熱く煽る姿がとても凛々しかった。挑む勢いで力強く歌をぶつける姿も、彼女たちの魅力を形作る一つ。「もっと強く」と何度も連呼してゆくメンバーたち。フロアーではモッシュする人たちの姿も。感情を爆裂させるこの熱い熱狂こそ、COLOR’zのライブの醍醐味だ。
最後にCOLOR’zは、これからも一緒に未来へ歩もうという想いを込め、ふたたび『YELL』を披露。彼女たちから「君が好きだ」と大好きのエールを贈られるたびに、「俺もー!!」と叫ばずにいれない。熱狂の中、互いを思い合うその絆を感じたい。アイドル界に咲いた可憐な花たちをもっともっと色づかせたい。熱狂を描きあげた中エールを贈り合う、その関係が素敵じゃない。ライブを終え、最後にメンバーたちが言葉を届けてくれた。

 「正直最初は、つらくて毎日泣いてばかりで。でも、メンバーが「一緒に頑張ろう」って毎日支えてくれてたし。何より、みんなが「のんちゃん」と応援してくれることで、こうやってステージに立っていることが出来ています。わたしがCOLOR’zに出会えたことは本当に奇跡です。この奇跡を大切にして、これからもCOLOR’zをさらに盛り上げていきたいなと思います」(野々のん)
「わたしはCOLOR’zに入ってから、楽しいことも嬉しいことも、悲しいこともつらいこともありました。でも、ここまでこれたのは本当に支えてくれたみなさんのおかげです。大好きです、ありがとうございます」(風愛ことり)
「加入してちょうど今日で半年ですけど、すごく濃い半年でした。みんなに出会えて、こんなわがままなわたしのことを暖かい目で見守ってくれているのをすごく感じてました。今も大好きなみんなが側にいてくれてとても幸せです。これからCOLOR’zがどんどん突き進んで行くなか、いろんな大変なこともあると思いますけど、みんながいれば絶対に大丈夫だと思います」(長瀬りりか)
 「わたしはCOLOR’zの初期メンバーとして始めました。ここには、生きる希望を与えてくれたみんながいます。本当にみんなと出会えて良かったし、これからも一緒にいっぱい咲いていきたいし、たくさんいろんな景色を観ていきたいです」(菜ノ花れみ)
「わたしは人見知りだし、人前に立って目立つのがすごい苦手で、すぐ病んじゃうし、アイドルは向いてないって思っていたんですけど。それでも、こんなゆいが好きと言って支えてくれるみんながいるから、アイドルとしてステージに立てています。一人だったときには見えなかった景色を、みんなと一緒にたくさん見ていきたいです。絶対に後悔こさせないので、ずっとついてきてください」(一ノ瀬ゆい)
「COLOR’z初期メンとしてテビューさせていただいて9ヶ月ちょっとでこんな素敵な会場でのワンマンライブが出来たりと、とても恵まれた環境にいるなと心から思っています。私たちがステージに立てているのは、応援してくれるファンのみなさま、そして影で支えてくれているスタッフのみなさまや、家族や友達、一番近くで頑張ってくれているメンバーのおかげです。これからもCOLOR’zについてきていただけたら嬉しいです。絶対についてきてください」(月野菜生)
「ワンマンライブをやりますと発表してから今日まで、心折れることもいっぱいありました。でも、「ワンマンのためにお休を取ったよ」とか「仕事を終わらせて間に合うように行くから」という言葉を聞くたびに「もうちょっと頑張ろう」と何度も救われながら、今日を迎えることが出来ました。生きてたらしんどいことやつらいこと、理不尽なことはいっぱいある世の中だと思います。そんなときはCOLOR’zのライブに来て、元気になって、明日も頑張ろうって思えてもらえたらなと思います。こんな何もないわたしに価値をつけてくれたみんなが、本当に大好きです。人を愛するというのはこういうことだなといつも思わせてくれます。これからも突き進んでいくので、今後も応援よろしくお願いします」」(橘れおな)

この日COLOR’zは、3月21日に2ndミニアルバムを発売、 6月4日に2ndワンマンライブをZepp Diver Cityで、しかも1000円で行うことを発表した。すでにCOLOR’zは、6月4日のZepp Diver Cityに向けて進み始めている。その景色の中へ、今度はあなたも加わってみないか?!゛

TEXT:長澤智典

COLOR’z Web
http://color-z.jp
COLOR’z twitter
https://twitter.com/COLORz_OFFICIAL
橘れおな twitter  
https://twitter.com/Leona_chaaaan
月野菜生 twitter
https://twitter.com/tsukinonao
菜ノ花れみ twitter
https://twitter.com/remi_nanohana
一ノ瀬ゆい twitter 
https://twitter.com/panda_yuinyan
長瀬りりか twitter
https://twitter.com/nagase_ririka
風愛ことり twitter
https://twitter.com/kotori_chann03
野々のん twitter
https://twitter.com/nononon_0818                             

―セットリスト―
『お願いマイフレンド』
『Triangle love』
『境界線』
『FUTURE ROUTE』
『One chance!』
『アブラカタブラ』
『Wallet!』
『道標』(アコースティック)
『YELL』
『約束ノウタ』
『道標』
-ENCORE-
『VICTORIA』
『YELL』


あわせて読みたい記事

Pick Up