とてもホットなガールズ系イベント「Hotty & Rhythm」。TSUTAYA O-WESTを舞台にHONEYBEEやAIBECK、969らを迎え開催!!


Risky MelodyのALICEこと日野アリスが主催している「ガールズイベント」の「Hotty & Rhythm」。7月よりスタートした同シリーズも、8月20日のTSUTAYA O-WEST公演で4回目を迎えた。
前回は名古屋のライブハウスを舞台に2会場同時開催という形で全20組を集め実施。今回は、これまでに開いたイベントの中では一番大きな会場となるTSUTAYA O-WESTへ未解少女(シークレット)/969/みならいモンスター/HONEYBEE/AIBECK/MAZIC STAR/眠らない兎/Chewing High!!/CANDY GO! GO!/Risky Melody/チャオ ベッラ チンクエッティと全11組のアーティストたちを迎えて行われた。転換の合間には、演奏を終えたバンドと日野アリスによるトークも開催。この日の模様を、以下へ前編/後編に分けてお届けしよう。
前編には、未解少女(シークレット)/969/みならいモンスター/HONEYBEE/AIBECK/MAZIC STAR/眠らない兎らが作りあげたライブの熱狂をお届けしたい。

未解少女(シークレット)

未解少女(シークレット)は、現役中高生4人組のガールズバンド。彼女たち、SCANDALのコピバンコンテストで東京審査までいった経験もあるように、年齢の割には実力者!?たち。この日のライブでも、とても初々しさを発揮したステージングを披露。
 未解少女(シークレット)は現在、コピー楽曲を中心に演奏。この日も、いきものがかりの『じょいふる』やSHISHAMOの『僕に彼女ができたんだ』を披露。まだまだ経験数の少ないバンドのように、緊張しながらも必死に演奏してゆく姿にも新鮮さを覚えるが、「緊張してる」と言いながらも、意外と長いMCを行っていたように、すでに大物ぶり(?!)も発揮。
後半には、SCANDALのカバー曲『DOLL』を演奏。最後に披露したAKB48のカバー曲『GIVE ME FIVE!』でも、荒々しさの中にも聞いててドシッとした安定感を覚える演奏を行えば、ヴォーカルSuzuの歌声はもちろん、メンバーらのコーラスも含め、そのステージングへ惹かれる魅力を感じていた。
    
969

4人組ロックアイドルグループの969(クロック)。冒頭で歌った『Catch the light』から彼女たちは凛々しい歌声をぶつけ、舞台を所狭しと踊りだした。熱と気迫をぶつけてゆくステージングには、熱いロックな魂を覚えずにいれなかった。中には、スクリームやデスボイスを魅力にしてゆくメンバーも。969、アイドルという姿をしているが、魂は確実にロックしている。その気迫に、最初から気持ちも身体も熱く吸い寄せられていた。
重厚な音が響く『Moment』でも、969はミッド&ラウドな演奏の上で、想いを詰め込んだ歌を力強く解き放っていった。一人一人の歌声には、あふれんばかりの気迫と力が漲っている。その声が一つになったときの高揚感が気持ちを嬉しく震わせてくれた。
 轟音響かせた演奏の上に飛び乗り、4人は挑むように牙を剥いたステージングをぶつけてきた。絶叫と拳飛び交う『REAL』が会場に描いたのは、熱狂と熱狂をぶつけあうロックなライブ。身体を深く折り畳み踊るメンバーたち。下手なバンド以上に激熱なライブに興奮が止まらない。
 会場中がヘドバンや拳を振り上げ雄叫びを上げる絶叫祭りと化した『Tonight』まで、終始熱狂を作り続けた969。4人の叫び声は、彼女たち自身の姿勢を投影した姿そのもの。その熱に気持ちを昂らせずにいれなかった。

みならいモンスター

及川3姉妹によって結成された、みならいモンスター。澄み渡る爽やかな風を運ぶように、彼女たちの歌声と演奏が『HAPPY END』を通し場内へスーッと広がりだした。ギターの演奏は意外と攻めな姿勢を魅せるが、ヴォーカルを担当した唯音が汚れなき真っ直ぐな歌声を魅力にしていたよう、その曲に何処か青春の香りを覚えていた。
軽快に疾走するポップロックチューンの『マリ』では、ギターの未来実がヴォーカルを担当。みならいモンスターは未来実を中心に、曲によっては唯音がヴォーカルを担うスタイル。2人のコーラスワークも魅力になっている。
 伸びのある未来実の歌声が、心地好く駆ける演奏の上で眩しい物語を描きだした。『Keep on sailing』の演奏が、触れた人たちを青春の輝きの中へ連れ出してゆく。その歌と演奏へ寄り添いながら、甘酸っぱい高揚を覚えていた。でも、それが胸をキュッとさせてくれたのも事実。
メロウな楽曲をシンプルな演奏を通して、表現。心の内側に閉まっておいた想いを告白するように『夜』を歌い語る未来実の歌声が、切々とした想いを際立たせていった。あまりにも切々とした声だから?!。何処か悲しみを背負った歌声を優しく抱きしめ、一緒に側へ寄り添っていたかった。
ふたたび熱を上げだした演奏。ガーリーでポップな『REAL』が、はしゃぎたい気持ちを心地好く後押ししてゆく。沸き立つエナジー注ぎ込む演奏に刺激を受け、場内では拳振り上げ声援を送る人たちも。演奏は激しさを増しながらも、メンバー自身はつねに爽やかな風を運んでゆく。そこが、みならいモンスターらしさ?!。最後に届けたサビ歌始まりの『恋のムード』でも、彼女たちは初々しさを魅力に、触れた人たちの心へキュンとしたときめきを与えてくれた。

HONEYBEE

可愛くてPOPで、ちょっぴりROCKなバンドアイドル「HONEYBEE」。メンバーが登場した時点で、興奮を抑えきれずに騒ぎだしたファンたち。熱を抱いて走り出した『セブンティーン』に合わせ、リフトしながら煽る人も。ファンたちは最初から昂る感情をメンバーらへぶつけていた。メンバーたちも、その気迫に負けまいと舞台の上を左右に動きながらファンたちを煽ってゆく。
掻き鳴らすギターの音も印象的、身体を弾ませるダンスロックナンバー『イバラアバンチュール』が、一緒にはしゃごうよと誘いをかけてきた。会場の雰囲気は、まるで学園祭のダンスパーティのよう。演奏に合わせフロアーに大きなサークルモッシュが生まれていたのも印象的。でも、そうしたくなるのもわかるよ。HONEYBEEの演奏に触れてると、無邪気に音楽を楽しみたくなるんだもの。
哀愁味を抱き始まったのが、『ミカヅキ』。曲調には切なさを抱きながら、バンドの本質がパーティ系という理由もあるせいか、センチな香りを抱きながらも、高揚した演奏に合わせ騒ぎたい衝動に駆られていた。いや、フロアーでは実際に騒いでるファンたちも大勢いた。
激しく高鳴るドラムビートが炸裂。パーティロックチューン『パラレルワールド』に合わせ、大勢の人たちがタオルや拳を振りまわし、一緒に熱狂を作りあげてゆく。HONEYBEE自体が、はしゃぎ倒してこそというバンドのように、ここは参加してこそというべきか。最後のサーフロック曲『シブヤデメリット』でもHONEYBEEは、イケイケなポップロック曲を通しフロアーに大きな熱狂の渦巻きを描き出していった。理性の螺子を緩め一緒にロックパーティへ参加してこそHONEYBEEのライブ。その楽しさは、ぜひライブで体感していただきたい。
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AIBECK

 「限界突破で踊れよ」と歌いながらAIBECKが冒頭に届けたのが、『OSE!!』。タイトル通り押せ押せな勢いを持って、6人は一体化したステージングを描き出した。何処か祭りモードも抱いているのは、彼女たちの本質がそこにあるから?!。身体をダイナミックに駆使したダンスも惹かれるポイントだ。
勢いをさらに高めるように飛び出したのが『エンペラー』。パワフルなステージングと、キャッチーなのに感情を熱く滾らせる歌に触発され、観客たちもフロアーを大胆に使いはしゃいでいた。身体は騒ぎながら、口づさみすい歌がしっかり胸に残っていたのも嬉しいじゃない。
疾走する演奏と情熱を抱いた彼女たちの歌声が、一緒に気持ちを昂らせようと誘いをかけてきた。『I am』を通し6人の歌声が一つになったときに生まれた、気持ちを熱く掻き立てる衝動。情熱歌謡ダンスナンバー『Lake mad go』では、胸をキュッと切なくくすぐる歌に心が惹かれていた。スケールあふれた熱情的な演奏に触発され、拳を強く握り、舞台上の6人と一緒に気持ちに熱を加え続けていたかった。
タオル曲『てのなるほうへ』では、左右に駆けるメンバーの動きに合わせ、フロアーでも左右に走る熱狂の様が生まれていた。「まわれまわれまわれ」の声に合わせ生まれた巨大なサークルモッシュ。その場にいた人たちがどんどん輪の中へ加わり、何時しか会場中の人たちを巻きこんだ大きな熱狂が生まれていた。つねにファンたちを巻きこみ、一緒に楽しい空間をAIBECKは作り上げてゆく。その姿勢が彼女たちらしさ。最後にふたたびAIBECKは『OSE!!』を歌い、会場中に「押せ押せ」な楽しい刺激と興奮を与えていった。

MAZIC STAR

2017年2月12日結成。3月31日より活動を開始したばかりのMAZIC STAR。バンドのテーマ曲『MAZIC STAR』からライブはスタート。ヴォーカルのAYAは触れた人のハートを惹きつける歌声を魅力に、場内を拳を振り上げる熱狂の空間へ瞬時に塗り替えた。歌も演奏も挑みかかる姿勢なのに、つかみを持った開放性をバンドや楽曲が持っているからだろう。『LOVE FIGHTER』でも、MAZIC STARの煽りに合わせ手拍子や身体を横揺れしたりと、MAZIC STARのペースへすっかり観客たちも巻き込まれていた。
激しさを抱いて疾走した『READY?』を通し、AYAは凛々しくパワフルな歌声で観客たちを挑発してゆく。ワイルドな姐御な性格が、そのままライブにも反映。観客たちが「ついていきます」の姿勢になるのも納得だ。
躍動する演奏に飛び乗り突き付けたサビ歌始まりの『Fake Love』は、情熱的な歌をダイレクトにぶつけてゆく、つかみを持ったパワフルな楽曲。その勢いに押されまいと身体を揺さぶる観客たち。スタジアムロックナンバーのように、そのスケールへ圧倒された人たちも多かったようだ。
熱狂祭り曲『限界CAPA☆CITY』で生まれた、タオルを振りまわし気持ちを一つに騒ぐ風景。最後に、みんなで限界突破をする勢いでぶつけた『FRUSTRATION』まで、MAZIC STARはズッとアドレナリンを刺激する熱の生きたライブを通し、観客たちを煽り続けていった。その勢いに触発され、何時しか大勢の人たちが拳を振り上げ、熱した声を舞台上へ返していた。本気で魂をぶつけていけば、人の心は揺さぶられる。それをMAZIC STARは興奮という言葉で証明してくれた。

眠らない兎

ヴォーカルあやめのハイテンションな煽りを受け、眠らない兎のライブは『I「LIVE」』からスタート。勢いを持って疾走する演奏の上で、ハイトーンな歌声が胸へグサグサと突き刺ってゆく。テンションの高い演奏に触発され、観客たちも舞台前方へガッと食らいつき、その熱を受け止めていた。疾走した演奏はさらに加速度を増してゆく。爆走するロックンロールナンバー『ユメニアイニ』が熱狂の中へ観客たちをグイグイ引き込んでいく。走り出した演奏は止められない。いや、一度暴走したなら、とことんまで駆け上がればいい。会場中の人たちを拳振り上げ跳ねさせた、眠らない兎流パーティロックの『Moonlight party』。何時しかあやめは、柵に飛び乗り観客たちを煽っていた。彼女たちのパンキッシュな攻めの姿勢は、胸がスカッとするほど心地好い。余計な駆け引きなく楽しめと、眠らない兎は煽り続けていた。
旅立ってしまった大好きな親友へ向けたバラードの『君のいる宇宙に』であやめは、届かぬ人へ素直な心の声を届けようと、沸き立つ気持ちのままに歌声を響かせていった。その想いに耳が、心がグッと惹かれていた。
みずからの生き方を示すように、あやめは有りのままの自分の想いを『My Style』へぶつけてきた。激しく疾走する演奏は、眠らない兎のメンバーらが心に抱いた強い意志と情熱。本気の想いに触発され興奮しないわけがない。場内へふたたび多くの拳が突き上がったのも当然だ。最後も、心へ光を射すように『happy & Dream』を演奏。眠らない兎は、短い時間の中へ自分たちの生き様をしっかり刻みつけていった。

PHOTO: 猪狩健太郎
TEXT:長澤智典

未解少女(シークレット)
https://twitter.com/secret_koushiki
969
https://969.tokyo/
みならいモンスター
http://artist.aremond.net/minaraimonster/
HONEYBEE
https://twitter.com/honeybee_2017
AIBECK
http://aibeck.com/
MAZIC STAR
http://mazicstar.com/
眠らない兎
http://labio6.wixsite.com/nemuranaiusagi
Risky Melody
https://risky-melody.com/
                                             
★LIVE情報★

「Hotty & Rhythm vol.5 in IBARAKI 北関東2DAYS!」
8/26(土)茨城日立PARTY×PARTY
OPEN/START 15:30/16:00(仮)
ADV/DOOR ¥2,500/¥3,000
出演者:Risky Melody、HONEYBEE、深月るな、Goofy Amanda、MISSIW、Shallm♡Cat、けみゅ(Mike☆miKe)&兎月ひめ乃 他

「Hotty & Rhythm vol.6 in TOCHIGI 北関東2DAYS!」
8/27(日)栃木宇都宮BIG APPLE
OPEN/START 15:30/16:00(仮)
ADV/DOOR ¥2,500/¥3,000
出演者:Risky Melody、HONEYBEE、深月るな、Lovin&S、ViviD★RinG、MISSIW、FullMooN 他

「Hotty & Rhythm vol.7」
9/5(火)渋谷DESEO
START 18:30
ADV/DOOR \3,000/\3,500
Risky Melody、愛沢絢夏、ジュリアナの祟り、カホリ、HONEYBEE、Goofy Amanda、深月るな


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