Misaruka インタヴュー


misaruka 369
現在、8月8日に新宿ReNYを舞台に行う「無料ワンマンライブ」へ向け、「12ヶ月連続企画」(http://misaruka.syncl.jp/?p=custom&id=19448263)など精力的に展開を描き続けているMisaruka。彼らは、5月25日に最新ミニアルバム『Floride umbra』を発売する。その作品についての想いをメンバーが言葉にしてくれた。
                            

五つの悲しみの色を持った物語、その花が『Floride umbra』となる。

――5月25日に、ミニアルバム『Floride umbra』が発売になります。こちらは、どんな作品に仕上がっているのでしょうか??
rui 「人魚姫」や「ジュリエット」など、つねにMisarukaはコンセプトを軸に据えたアルバム作りを行い続けてきました。でも今回は、作品全体ではなく一曲一曲に物語を作り、それを五つの花びらにたとえ、『Floride umbra』というアルバムとしてまとめあげました。
『Floride umbra』は、「美しい花ような影」という意味を持つ言葉。収録した五曲には、それぞれに異なる色を持った悲しみが描き出されている。まさにジャケットの花のように、色の異なる花びらたちが寄り添い愛(あい)、一枚の花(作品)になっています。ぜひ、いろんな悲しみの物語を観てもらえたらなと思います。
――vetchieさん、その悲しみは見えました??
vetchie 一曲ごとにしっかり見えましたね。一つ一つの楽曲が持つ表情の中には、異なる性格を持った五人の主人公の持つ悲しみが描き出されています。今回、作曲を手がけたのはruiとrinと僕のように、曲調面でも異なる色を示していれば、歌詞でも、五つの悲しみの心模様を感じていただけると思います。
sawah 作曲者が異なれば、楽曲にも強く個性が描き出されてゆく。それをリアルに実感出来るのが、この『Floride umbra』なんです。
azami 『Unacceptable』『己を憐れんでただ嘆き泣く君と云う名の戯曲』『Separate』の三曲は、現在行っている12ヶ月連続展開の中、会場限定で発売してきた曲たち。そこへ新曲として『Maria』と『この歌よソラへ届け…』を新たに加えた形で『Floride umbra』は構成されているように、今の姿をあらかじめ想定しながら制作してたとはいえ、制作期間の時期に差が生まれていたのも事実。にも関わらず、しっかり色を持ったアルバムとしてまとまった実感を覚えています。
rin ruiも語っていたように、『Floride umbra』には「異なる心模様を描いた五つの悲しみ」が描き出されています。一つ一つに色を持ちながら、五つの悲しみが一つにまとまったとき、さらに異なる「悲しみの色を持った作品」として心に映し出されてゆく。しかも、ただ悲しい歌を収録したのではなく、その悲しみの中にも「いろんな悲しみの色」を感じてもらえるはず。その悲しみの物語が寄り添い花開いた作品を、今度はライブを通し、僕らが希望の花として咲かせたいなと思っています。
――ジャケットに記した花の色にも、異なる悲しみの色(物語)という特色があったんですね。
rui 色を通して、いろんな悲しみの物語を表現していれば、限定作品として発売した作品のジャケットのデザインも重なっていたり。過去から今へと繋がる想いも含めば、五つの悲しみの歌を集約したのが、vetchieの作った、冒頭を飾るインストナンバーの『Floride umbra』であったり。この作品、深く深く読み解くほどに、いろんな面が見えてくると思います。
vetchie 一曲目の『Floride umbra』はまさに、「『Floride umbra』というテーマパークへようこそ」とゲートを潛るときの調べとして作り上げました。

Misarukaは大きい会場ほど恰好いい姿として映し出されてゆく。だからこそ、8月8日の新宿ReNY公演を無料にすることで、より多くの人たちにその姿を観てもらいたいなと思ったわけなんです。

――『Floride umbra』は、いろんな想いや思惑が重なりあい、形になった作品なんですね。
rui そうなんです。この『Floride umbra』、最初から最後まで一度聴き終え、さらにまた最初に戻って聴き始めると、また違った表情を感じてもらえると思います。そういう、いろんな仕掛けも随所に施してありますから。
――収録になる『Maria』のMVは、どんな感じになるのでしょうか??
vetchie 『Maria』の映像は、とても力強いです。あの作品からは決意というか、強い信念を感じていただけると思います。
――『Floride umbra』は、8月8日に新宿ReNYで行うワンマン公演も見据えた作品になっています。かなり、ライブにも直結してくるのでしょうか??
rui そこも感じてもらえると思います。何より、「悲しい」をテーマにしながらも、ただ悲しく歌うのではなく、力強い悲しみや妖艶な悲しみ、ときにはドロドロとした昼ドラや火曜サスペンス物を彷彿とさせる悲しみの表情の声もあったりなど、歌詞を含め、いろんな悲しみの表情を感じてもらえたらなと思います。
――8月8日(月)には、新宿ReNYを舞台に「Reunion」と題したワンマンライブを行います。この日はなんと「無料公演」!!
rui 今は、より多くの人たちにMisarukaの姿を観てもらいたい。もちろん、ワンマンの内容にもこだわりますが、その魅力を一人でも多くの人たちに体感してもらいたいからこそ、あえて今回の公演は「無料ワンマン」という形を取りました。
rin Misarukaの場合、大きい会場ほど見栄えよく恰好いい姿として映し出されてゆく。だからこそ無料にすることで、より多くの人たちにその姿を観てもらいたいなと思いました。
sawah ただし、ファンの中には「出来るだけ前で観たい」という要望もあります。なので今回、よりステージ前方で観たい人たちのために「プレオーダー席」を5000円でも販売します。さらに、8月8日の深夜には、場所を池袋サイバーに変え、夜中から明け方にかけ、Synk;yetと一緒に「ワンマン後夜祭」となる2マンパーティを開催します。8月8日は、Misarukaの前にSynk;yetも同じ新宿ReNYで無料ワンマン公演を行います。なので、まずは新宿ReNYでSynk;yetとMisarukaの無料ワンマン公演を楽しんでいただき、そのまま会場を池袋サイバーに変え、深夜の後夜祭を、MisarukaとSynk;yetの2バンドと一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。
rui 8月8日は、とことんMisarukaを楽しんでください。僕らも、死ぬ気で立ち向かいますから。
   

僕、vetchieはこの日の新宿ReNYで…いや、深夜に行う池袋サイバー公演に来てくれたら上半身裸姿を見せつけてやりますよ。

――6月からは、SHAPE SHIFTER×Misarukaカップリングツアー「妖姫-あやかしひめ-」も始まります。
rui 僕らの憧れの人であるZさん率いるSHAPE SHIFTERと一緒に全国各地をまわらせていただけるのも嬉しければ、7月19日に恵比寿club aimで行うファイナル公演は、2マンという形で行います。この日も、すごくワクワクしていると思います。
――そして何より…。
rui 今の僕らは、8月8日・新宿ReNYワンマン公演のために生きてると言っても過言ではないですからね。
vetchie 今、身体を鍛えてるんですけど。8月8日を迎える頃には腹筋も割れてるはずですから。
――もし、新宿ReNYで満杯にならなかったら、みなさんの前で鍛えあげた身体を見せるのはどう??
vetchie 何言ってるんですか、新宿ReNYはMisarukaのファンで埋めつくされますよ。そんな下らない条件など付けなくとも、僕はこの日の新宿ReNYで…いや、深夜に行う池袋サイバー公演に来てくれたら上半身裸姿を見せつけてやりますから!
rui じゃあ、僕も(笑)。
――では、その新宿ReNY公演へ向けてメッセージをお願いします。
vetchie その頃までに、間違いなくMisarukaはパワーアップしています。この日は、いろんな要素を詰め込んだ形にしようと思っています。それを乗り越えるためのボディ作りもしているように、6つに割れた腹筋を公開できるよう日々努力し続けます。
sawah 「無料で来ちゃって良いんですか??」というライブにします。というか、観終えたときにそうなっているはずです。
azami 今は、新宿ReNY公演へ向け12ヶ月連続でいろんな展開を描き出しています。すべてはこの日へ繋がるために行っていること。その成果を、当日は自信を持って見せつけてやるのみです。
rin いくら無料公演とはいえ、過去最大の魅力を発揮したMisarukaの姿を見せつけようと思っています。もちろん、8月8日の公演を良いものにしていきますけど、Misarukaはそこをゴールに設定しているわけではない。そのライブもまた、長いMisarukaの歴史の中では過程として経験していく場の一つ。Misarukaが一番の目的にしているのは、お客さん一人一人の幸せのためであり、メンバー自身の幸せのため。そのためにも、この日を最大限に楽しい夜に彩っていけるよう今、頑張っています。ぜひ、どんどんレベルアップしてゆくMisarukaの姿を、この日もしっかり目撃してください。
rui 8月8日の新宿ReNY公演では、その日にしか観れない特別な催しも企んでいます。それが、僕やvetchieが上半身裸になることかも知れないし、違うかも知れない。そこは楽しみにしていて欲しいなと思います。もちろん、深夜にSynk;yetと一緒に行う池袋サイバーでの後夜祭でも、盟友どうしだからこその楽しさを一緒に届けたいし、MisarukaとSynk;yetだからこその特別な企画も用意しようと計画中なので、8月8日は昼から朝までずっと一緒にこの2バンドと過ごしてもらえたら嬉しいです。ぜひ、ライブを覗きに足を運んでください。

                          TEXT:長澤智典

Misaruka Web
http://misaruka.syncl.jp/

★LIVE情報★

新宿ReNYワンマン「-Reunion-」
2016.08.08

★CD情報★

「産まれ落ちたこの世界で僕に詠う意味をくれるなら」
其々の楽曲で様々な悲しみの中にある愛を表現した今作。花の様に美しい影は貴方の心にどんな色を映すだろう?会場限定で販売され完売した三枚のシングルの楽曲に、書き下ろしの新曲「-Maria-」と「-この歌よソラへ届け…-」を追加して収録!2016年4月にはミニアルバム発売を記念して4都市ワンマンツアーを行う。2016年8月8日には去年に引き続き最大キャパの新宿ReNYワンマンに挑戦する!全国流通盤のTYPE-Aとライブ会場&通販限定盤のTYPE-Bの2タイプ同時発売!

Misaruka ニューミニアルバム『-Floride umbra-』
2016年5月25日 店頭発売
型番:SWMR-17
発売元:Starwave Records
販売元:FWD Inc.
価格:2,700円(税込)
限定:完全限定1000枚

CD収録曲:
01. -Floride umbra-
02. -Maria-
03. -Unacceptable-
04. -己を憐れんでただ嘆き泣く君と云う名の戯曲-
05. -Separate-
06. -この歌よソラへ届け…-

DVD収録曲:
01. -Maria-(MV)

ご購入方法:
オンラインショップでのご購入
http://dlonline.ocnk.net/

INFORMATION
CDに関する問い合わせ先 E-MAIL:info@starwaverecords.jp


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