独占?ロングレポート!「特捜戦隊デカレンジャー」を軸に10 YEARS AFTER&BEFOREを投影…様々な時代を彩った楽曲を熱狂と一緒に楽しめた、サイキックラバーのワンマンライブ!!


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10月7日に「特捜戦隊デカレンジャー」の放送終了10周年を記念し制作したアルバム『特捜サウンドファイル サイキックラバー style 2015』をリリース。同日には、Vシネマ「特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER」もDVD&Blu-rayでの発売も決定。そのサイキックラバーが今年初となるワンマンライブ「サイキックラバー LIVE 2015 “STATE OF EMERGENCY”」を、9月27日(日)池袋 LIVE INN ROSAを舞台に行った。
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 幕開けを飾ったのは、今回のライブのテーマに相応しい「特捜戦隊デカレンジャー」のテーマ曲であり、サイキックラバーの名前を世に知らしめた『特捜戦隊デカレンジャー』の10YEARS AFTERバージョンだ。何時もなら終盤を彩る熱狂ナンバーがいきなり飛びだしたことから、観客たちのテンションも冒頭からMAX状態へ!!。「ワン・ツー~」お馴染みの掛け声が場内中に轟けば、YOFFYの歌との熱い掛け合いも登場。そこには、ライブに於けるクライマックス状態を彷彿させる様が広がっていた。まさに、とんでもねぇ熱狂の光景だ。
「なんかすでに空気薄いんですけど」(YOFFY)。。突き上がる無数の拳。気持ちを嬉しく掻き立てる『とんでもねぇヤツらがやって来た!』の演奏が、騒がずにいれない嬉しい衝動を身体中に注ぎ込んできた。ヤバい、気持ちの悲鳴が止まらない!!。「みんなサイキックラバーの虜だろー!!」(YOFFY)。クールでスリリングな『Prisoner』が、熱狂の初期衝動を身体中から引きずり出してゆく。
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ミュージシャン以上、芸人未満を標榜しているサイキックラバーらしく、この日のMCも冴えに冴えていた。でもそれ以上に、アーティストモードの姿が熱かった。『SAVE MY SOUL』を演奏しながら彼らは、地下空間へ、真夏の太陽にも似たギラギラとした刺激を注ぎ込むんでゆく。
ここからは、”10 YEARS BEFORE”をテーマに懐かしい楽曲を次々と演奏。唸り高揚してゆく歌と演奏が魂を激しく震えさせた、PS2ゲーム「DUEL SAVIOR DESTINY」の主題歌『NO WAY OUT!』。軽快なアコギの演奏を背景に爽やかさ満載で届けたのが、アニメ「住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー」のオープニングテーマ『いつも手の中に』。伸びやかなIMAJOのハードロックギターも炸裂。演奏が進むごと魂に熱いエナジーを注ぎ続けたアニメ「リングにかけろ1」エンディングテーマ『TAKE MY SOUL FOREVER』と、デビュー当初のサイキックラバーを支えていた曲たちが次々登場。唸りを上げた荒ぶるインスト演奏からのドラムソロを挟み、ライブは次の物語へ。
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 明るい光を背負いながら開放的なハードロックサウンドが駆けだした。アニメ「カードファイト!! ヴァンガード リンクジョーカー編」オープニングテーマ『Vanguard Fight』だ。誰もがYOFFYの歌へ拳振り上げ、熱いコールを返してゆく。バトル?!、共にハイテンション状態の元、気持ちを一つに突き進んでゆく感覚だ。大サビでは合唱してゆく様も。魂を鼓舞してゆく歌は、本当にサイキックラバーに似合う最高の表情だ!!
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一転、とてもクールでアダルトな。どこかソフィスティケイテッドでファンキーな『SUBLIMINAL I LOVE YOU』が流れだした。IMAJOの切れ味鋭いクリーンなギターサウンドが、嬉しく感情を跳ねさせてゆく。変拍子効いた激しくも刺激的な演奏が轟きだした。心地好い緊張感は、続くアニメ「ウィッチブレイド」のオープニングテーマ『XTC』で更にテンションMAX状態へ!!。

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 NAOMIの奏でるpianoの旋律を受け、演奏は、美しくも哀切さを持って広がるハートフルなミッドバラード『I Believe』へ。込み上がる想いのままに歌いあげた刹那さ抱いた歌が、胸を優しく潤していた。場面は、ふたたび熱を帯びた舞台へ。ライブで初披露。PS3/PSVゲーム「スーパーヒーロージェネレーション」の主題歌『Jumpn’ to the Space』が、場内へ熱狂呼び覚ます熱い風を吹き込んでいった。そして…。
 「特捜戦隊デカレンジャー」コーナーが登場。『特捜戦隊デカレンジャー 10YEARS AFTER特捜サウンドファイル サイキックラバー style 2015』の制作をきっかけに、より激しくバージョンアップした『特捜戦隊デカレンジャーEMERGENCY ver.』が炸裂した!!。なんて分厚い音だ。なんて雄大なスケール抱いた楽曲なんだ。ひと周りもふた周りも懐深くした演奏に、観客たちも思いきり拳振り上げ、絶叫張りながら荒ぶる演奏の渦に嬉しく溺れ続けていた。
シンフォッニックな幕開け、IMAJOの激烈なリフを合図に激しく轟く爆走モードへ『SWAT ON デカレンジャー』が突入した。身体つんざく演奏が、気持ちを嬉しく激情させてゆく。轟き渡るハードロックな演奏が炸裂。一体化した掛け合いに気持ちの高揚が止まらなかった『デカレンジャーアクション』。どの楽曲も、ライブで暴れることを前提に進化しているのが嬉しいじゃない!!
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ライブも終盤戦へ。披露したのが、サイキックラバーのデビュー曲であり、初期の彼らのステージを支え続けたアニメ「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説」エンディングテーマ『NEVER ENDING ROAD』だ。激しさの中にも爽やかさを抱かせる楽曲が、どんどん心を晴れな景色へと連れだした。会場中の人たちがタオル振りまわし大騒ぎした『RAISE YOUR HANDS!! ~Reach for the sky~』。最後は、「あっぱれ!!」の掛け声が場内中を支配した、「侍戦隊シンケンジャー」のオープニングテーマ『侍戦隊シンケンジャー』だ。歌を掛け合い、合唱してこそ特撮ソングを楽しむ醍醐味のように、会場中の人たちが全身振り絞り、笑顔で絶叫してゆく。そう、熱狂へ一つに溶け合う関係こそ最上のエクスタシー!!この感覚を味わいたくてサイキックラバーのライブに来ちゃうんだよなっ!!
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止まぬ観客たちの声に応え、ふたたびメンバーが舞台上に。アンコールは、明るく軽やかでファンキーな演奏に、会場中の人たちが♪JUMP♪と叫びながら跳ね続けた『JUMP!』だ。最後に、♪サイキックラバー ラバー♪の掛け声が会場中を支配した『サイキックラバーのテーマ』を演奏。最後の最後まで拳振り上げ、絶叫の暴れ祭りを展開。ともに体力の限界まで突き詰めながら、真夏の気温を身体に感じ続けた2時間半以上に渡る熱狂劇をサイキックラバーは描き出していった。
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 今後のサイキックラバーLIVEスケジュール
◆「Project.R 復活祭 Vol.1特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER」
11/14(土)原宿クエストホール
http://columbia.jp/dotRlive/
                         PHOTO:中山利尚
                         TEXT:長澤智典
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――セットリスト――
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『特捜戦隊デカレンジャー 10YEARS AFTER』
『とんでもねぇヤツらがやって来た!』
『Prisoner』
『SAVE MY SOUL』
『NO WAY OUT!』
『いつも手の中に』
『TAKE MY SOUL FOREVER』
インスト〜ドラムソロ
『Vanguard Fight』
『SUBLIMINAL I LOVE YOU』
『XTC』
Piano solo〜『I Believe』
『Jumpn’ to the Space』
『特捜戦隊デカレンジャーEMERGENCY ver.』
『SWAT ON デカレンジャー 10YEARS AFTER』
『デカレンジャーアクション10YEARS AFTER』
『NEVER ENDING ROAD』
『RAISE YOUR HANDS!! ~Reach for the sky~』
『侍戦隊シンケンジャー』
—Encore—
『JUMP!』
『サイキックラバーのテーマ』
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◆サイキックラバー OFFICIAL SITE
http://psychiclover.net/
◆YOFFY OFFICIAL SITE
http://www.yoffy.net/
◆YOFFY Twitter
https://twitter.com/YOFFY_Psychic
◆IMAJO Twitter
https://twitter.com/imajo_guitar


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