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「悪性リンパ腫」へ身体蝕まれながらも、熱いライブを続けるSynk;yetの栞-shiori-。療養のための休息について栞-shiori-が舞台上で語った想い…。


shiori 145 「悪性リンパ腫」に蝕まれながらも、ライブ活動と平行する形で治療も続けてきたSynk;yetの栞-shiori-。一時は良好へ向かい始めた身体だったが、その病魔は、ふたたび栞-shiori-へ魔の手を伸ばしてきた。
そこで栞-shiori-自身が出した結論。それが「この度、悪性リンパ腫再発治療中ですが、現在行っている通院治療では完治ができないと分かり、長期の入院治療が必要になりました。そのため、5月3日(火・祝)恵比寿LIQUIDROOMワンマンを最後にライブ活動を休止し、治療に専念することにしました」という結論だった。
Synk;yet自体は、栞-shiori-の復活を待つ形で継続してゆく。だが、このニュース記事を目にする頃には、現状、栞-shiori-の姿を目にする機会は、5月3日に用意された恵比寿リキッドルームでのワンマン公演を含む、数少ないライブ本数に限られている。

4月12日には高田馬場AREAを舞台に、栞-shiori-の病気治療を励ますイベント「Synk;yet 栞-shiori-癌闘病制圧チャリティーイベント」が開催になった。このイベントには数多くのバンド仲間が登場、栞-shiori-に熱いエールを届けてくれた。
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 Synk;yetのステージは、栞-shiori-へ捧げる想いを込めた『[Re]:birth』から幕を開けた。ラウドでスリリングな演奏が炸裂。冒頭からメンバーたちは、尖った牙剥き出しに観客たちへ襲い掛かってゆく。観客らもヘドバンしながら、最初から全力で舞台上へ想いを返していた。熱狂のやり取り?!。それが似合う風景だ。それが相応しいバンドだ。
ヘヴィでシンフォニックな音が嵐のように吹き荒れた。ゴシックメロウな香りも携えた『An die Freude』に気持ちが打ち震えずにはいれない、昂揚した歌と演奏へ熱く傾づかずにはいられない。
幻想的でロマネスクな、ダークで重厚な『midNight masquerad』が会場中を包みだした。高ぶる感情へ導かれるままに歌いあげる莉希。Synk;yetの描き出すゴシックシンフォニアな音世界へ身を浸しているだけで、理性がどんどん失われていく。でも、それこそがSynk;yetが届けてくれた恍惚だ。

「俺のことをすごい思ってくれる先輩方に固まれて、今日はとても嬉しかったです。俺は悪性リンパ腫というガンを抱えています。そのガンの再発が判明しました。今のバンド人生が僕は楽しいし、まだまだやりたい気持ちが強いんだけど。気持ちとは裏腹に、自分の身体がまったく言うことを聴いてくれなくて…。
5月3日、恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンをきっかけに、俺はSynk;yetとしてのライブ活動を休止することに決めました。運命とは残酷なもの。俺もすごく悩んだし、バンドもあきらめようと思ったけど。でも、ライブ1本1本で見る景色に。普通の生活をしているとなかなか経験出来ないことを…たくさん応援してくれる人がいることを感じたし。そのたびに、すごく幸せだなと思えてた。だからこそ、頑張れる俺がいる。
俺は5月3日で一時期居なくなるけど。俺の戻ってくる場所を守ってくれる選択をしてくれたメンバーや事務所の代表。何より、ファンたちやまわりのバンドマンらの応援があったから、またここに戻ってこようと思えるようになりました。
 俺はライブが、バンドが好きだし。俺は、一昨年に亡くなった恩師の意志を背負ってもライブをやってもいます。その意志を引き継いで、その人を越えていきたいので、どのくらいかかるかわからないけど、またSynk;yetの栞-shiori-として帰ってくる。引き続き、Synk;yetの応援よろしくお願いします。俺はバンドも好きだけど、みんなも好きだから、みんなとまた再会したいから、また復活したときは逢いに来て」(栞-shiori-)

「5月3日までは一緒に駆け抜けよう。俺たちは何時までも席を空けて待ってるから。みんなも待っててくれてるから」。莉希の言葉を受け、栞-shiori-へ贈るように流れたのが『夢人達の旋律』。明日を見据えた想いは、これから自分自身と闘いを挑む栞-shiori-へ贈るエールのように響いていた。
畳みかけるように激しい演奏が飛び出した。高ぶった感情へ、さらに熱を注ぐように『Claire』が流れだした。突き上がる無数の拳、駆けあがる熱い血潮、気持ちの昂揚を抑えきれないファンたちは、頭振り乱し、咲きながら、想いを舞台上の5人へぶつけていた。
「今,ここに、お前たちへ救いの光を与える」。最後は、メンバーらとファンたちの気持ちを一つに繋ぎ合わせるように『Messiah』を演奏。誰もが心一つに溶け合うことで、今の自分がここにいる意味を確かめるように熱狂の花を咲かせ続けていた。これから孤独な闘いを挑む栞-shiori-に、熱狂のエールを贈り続けていた。

 止まないアンコールの声を受けて演奏した『Unlimited Crucio』。猛り狂うシンフォニックハードな演奏に身を預け、誰もが狂ったように頭を振り乱してゆく。そう、この熱狂こそSynk;yetのライブに相応しい景色じゃないか。終盤には、この日出演したバンドの仲間たちも舞台へ姿を現し、一緒に場内へ暴れゆく光景を作り上げていた。その凄まじい熱気と熱狂こそ、栞-shiori-に対する最高の元気与えるプレゼントだった。

「今は弱い抗ガン剤を使っているんで、そんなに副作用もなければ、身体は元気なんですけど。自分でもわかる形で身体へしこりが出てきたように、あまり薬が効かなくなっています。今と同じよう、身体を騙し騙し活動を続けることは可能だけど、長く音楽活動を続けてゆくためにも、改めて完治するための治療に專念していくべきだと判断しました。
 復帰まで、どのくらいの期間を要するのかは現状わかりません。今は、バンドにとっても大きな飛躍を賭けた場になる恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンが5月3日に控えています。そこで僕は一度活動に区切りをつけることを決めました。ふたたび、Synk;yetとして、この仲間たちと夢を描いてゆくためにも。。。
今は残り少ないライブ本数になりました。その姿を、ぜひ瞼に焼き付けてください」
(栞-shiori-)

     
Synk;yetは、5月3日に恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンライブへ挑む。これが、一時戦線を離脱する栞-shiori-の休養前最後のステージになる。彼がどんな意志を持って次の闘いへ挑むのか。ぜひ、みんなで栞-shiori-へエールを贈りに行こうじゃないか。

                         TEXT:長澤智典

synkyet_390
Synk;yet Web
http://synkyet.com/pc/
                                        Synk;yet 11大都市単独公演『悦楽の底へ産み落とされし大罪のワルツ』-THE FINAL-
2016.5.3(火・祝)恵比寿LIQUIDROOM ワンマン
前売 3,000円 / 当日3,500円 (※D代別)
OPEN: 16:45 / START 17:30
出演:Synk;yet
※会場限定特典(未発表音源)をプレゼント
【チケット】
http://eplus.jp/sys/main.jsp?prm=U=14:P1=0402:P2=138006:P5=0001:P6=001

MV
『自責ノ園』

『愛憎のファムファタール』【R15指定】


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