サイキックラバー、欲望渦巻く歌舞伎町へ熱狂でハートを射抜くライブを提示!


160327_N2T1479_R 3月27日(日)、舞台は様々な欲望と華やぐ楽しさが小さな街の中で渦巻いている新宿歌舞伎町、その一角に拠を構えたHOLIDAY SHINJUKU。サイキックラバーは、この地を舞台に、今年一発目となるワンマンライブ「サイキックラバーLIVE 2016 “Spring Sprinter”」を行った。

 荘厳なSEが支配する場内。サイキックラバーのライブは、激しくパワフルに攻めた「タイタニア」のエンディングテーマ『LOST IN SPACE』からスタート。演奏が進むごと気持ちが昂揚してゆく。何時しか雄叫び上げ、拳を振り翳さずにいれない気分へ。それくらい、牙剥き出しに襲いかかる2人の歌と演奏が、気持ちを熱く高ぶらせてくれた。なんて、熱狂描く幕開けなんだ。
滾る気持ちへ拍車をかけるように流れたのが、「轟轟戦隊ボウケンジャー」のエンディングテーマ『冒険者 ON THE ROAD』。明るく開放的な歌に勇気が沸き立てば、YOFFYの歌声に大勢のファンたちが熱く歌の掛け合いを実施。ファンたちとの掛け合いを通して歌が完成する。それこそが戦隊ナンバーの魅力、サイキックラバーのライブだからこそ生まれる嬉しい特色だ。
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この日は、ライブではお馴染みの楽曲から久し振りに演奏するレアー曲まで、様々な歌の表情を組み込みながら熱狂描き出すライブを構成。
スケールあふれたシンフォニックでハードなサウンドに身を預け、誰もが天高く拳を掲げた『Prisoner』。ライブでは耳にする機会の少ない「冒険王ビィト」の挿入歌『冒険王ビィト!』の登場に、ファンたちも嬉しく熱狂。YOFFYの歌へ熱い掛け声をぶつければ、シンフォニックでハードロックな『Rewrite』でも、気持ちを熱く掻き立ててゆく歌と演奏へ負けまいと、沸き上がる想いを全力で舞台上へぶつけていた。

 透明感あふれるアコギの音色も印象深い、美しくも肌心地良いメロウバラードの『Beginning of Love』では、YOFFYが心を優しく潤すように歌いかけてきた。哀切な歌や演奏を通し、消したくない印象を胸に刷り込んでゆく。まさに2人は、感動を描く歌の職人たちのよう。
飛び出したのが、「超爆裂異次元メンコバトル ギガントシューター つかさ」のオープニングテーマ『ギガントシューターだっちゅーの!』だ。これまでの潤う感動から、一変。灼熱の風を身に纏い、高ぶる勇気を背負い全速力で駆けだしてゆく気分。火照った気持ちへさらに沸騰した熱を注ぎ込むよう、「カードファイト!! ヴァンガード リンクジョーカー編」のオープニングテーマ『Vanguard Fight』が流れだした。誰もが拳を振り上げ、その場で飛び跳ねながら、熱い歌のエールをぶつけてゆく。ハイテンションで騒ぎ続けるファンたちが生み出した熱狂は、この空間を、熱狂渦巻くパーティ会場へと様変えていた。
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触れた人の気持ちを心地好い緊張感混じりに熱く掻き立てた、「ウィッチブレイド」のオープニングテーマ『XTC』の登場だ。スリリングな演奏に触れているだけで、身体中をアドレナリンが駆けめぐり、興奮のエナジーがふつふつと煮えたぎってゆく。YOFFYが最後に呟いたセクシーな「エクスタシー」の囁きが、ゾクゾクッとするくらい男の色気を放っていた。さらにこの日は、「ウィッチブレイド」の挿入歌『鼓動 -get closer-』も披露。涙腺を刺激するしっとりとしたバラードとはいえ、予想もしていなかった「ウィッチブレイド」ナンバーの連続演奏に心が沸き立たずにいれなかった。とくに後半で、一気に演奏が高ぶる場面。潤ったまま気持ちが沸き立ったあの瞬間の、なんと感動的だったことか…。
表情は一変、ふたたび感情に熱い拳を突き刺すように、「爆丸バトルブローラーズ」の後期オープニングテーマ『ブッちぎり∞ジェネレーション』を演奏。こちらも、ライブではなかなか耳にする機会の少ない、でも、触れた人たちの感情に熱いバトルモードの血を滾らせてゆく楽曲だ。レアーと言えば、こちらもライブで耳にするのは久しぶり。「魔法戦隊マジレンジャー 」より『シャイニング マジック マジシャイン』の登場だ。カラフルにファンキーに、歌のマジックが場内へ降り注いでゆく。キラキラとした歌に導かれ、気持ちも心地好く揺れていた。

終盤に演奏したのが、ホットなパーティロックチューンの『RAISE YOUR HANDS!!』。会場中の人たちが手にしたタオルを振りまわし、熱した祭り系ダンスロックに嬉しくダイブし続けていた。身体をガンガン突き上げてゆく四つ打ちのダンスビート。魂開放したロックナンバーで踊れ。腕を突き上げはしゃぎ倒せ。
 『Eternal Flame』が与えたのは、どこまでも気持ちを上げてゆく躍動的な衝動。激烈で豪快な演奏がスパーク。続く「デジモンクロスウォーズ 時を駆ける少年ハンターたち」の挿入歌『タギルチカラ!』が、気持ちをがんがん滾らせてゆく。サビ歌に触れてる間中、武者震いする嬉しい衝動を抑えきれなかった。それくらい、『タギルチカラ!』が魂を熱く掻き立ててくれた。
                                       「酸素足りてますかー!!」「家賃滞納していませんかー!!」。YOFFYのブラックなMCも挟みつつ、ライブはクライマックスへ…。
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飛び出したのが、魂に熱いエナジーをがっつり注入してゆく「爆丸バトルブローラーズ ニューヴェストロイア」のオープニングテーマ『超!最強!ウォーリアーズ』。沸き立つ感情のままに凛々しく攻めゆく歌と演奏。場内は、何時しか拳突き上げるバトルモードへ。スリリングさ抱きながら舞台上と客席が互いにバーニングしてゆく、その闘い合う様が最強に心地好い!!
「チャンチャンバラチャーンバラー」。お馴染み、YOFFYと観客たちとの熱い掛け合いからの幕開け。熱した想いのやり取りから、演奏は「侍戦隊シンケンジャー」のオープニングテーマ『侍戦隊シンケンジャー』へ。会場中の誰もが、YOFFYの振りに合わせ「チャンチャンバラ」と歌えば、「アッパレ!!」コールをぶつけてゆく。気持ち一つになって暴れ、一緒に歌を掛け合い、ともに楽曲を作りあげていく。一声相乗してゆくこの熱狂こそが、サイキックラバーのライブだからこそ得れる興奮だ!!
本編最後は、爽やかな演奏へ身を委ね、跳ね続けた『JUMP!』。これまでの熱狂のドラマをその身体や心で噛みしめ直すように、心地好くファンキーに揺れる演奏へ大勢の人たちが想いを預けていた。誰もが、何時しか笑顔で揺れるビートに身を任せはしゃいでいた。高くそびえるその壁を飛び越えれば、そこには、こんな楽しい世界が待っていることをサイキックラバーが教えてくれた。
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止まない声に導かれ、ふたたびメンバーがステージへ。ぶつけたのが、サイキックラバーの顔とも言える「特捜戦隊デカレンジャー」のオープニングテーマ『特捜戦隊デカレンジャー』だ。ファンたちも、待ってましたとばかりに拳を突き上げ「1.2.~」と叫び続けてゆく。まさに、向うところ敵無しな熱狂が「特捜戦隊デカレンジャー」を通し、場内へ生まれていた。誰もが無邪気な勇者に戻り、共に闘いの雄叫びを上げていた。そう、♪S.P.D.♪と…。「サイキックラバー、ラバー」の熱いコールからの幕開け。最後を飾ったのが『サイキックラバーのテーマ』。明るくスプラッシュした楽曲を浴びながら、会場中の人たちが無邪気な笑顔を浮かべ大騒ぎ。火照った熱狂を振りまきながら、約2時間半に及んだライブは幕を閉じていった。

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この日のライブでも発表になったよう、サイキックラバーは7月31日に2ndワンマンライブを高田馬場CLUB PHASEで開催する。えっ、夏まで待てない??。その間も、いろんなイヘントに姿を現すので、そこで高ぶる気持ちを開放させてくれ。

             PHOTO:中山利尚
                 TEXT:長澤智典

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―セットリスト―

『LOST IN SPACE』
『冒険者 ON THE ROAD』
『Prisoner』
『冒険王ビィト!』
『Rewrite』
『Beginning of Love』
『ギガントシューターだっちゅーの!』
『Vanguard Fight』
インスト~Drum solo
『X.T.C.』
『鼓動 -get closer-』
『ブッちぎり∞ジェネレーション』
『シャイニング マジック マジシャイン』
『RAISE YOUR HANDS!!』
『Eternal Flame』
『タギルチカラ!』
『超!最強!ウォーリアーズ』
『侍戦隊シンケンジャー』
『JUMP!』
en.1
『特捜戦隊デカレンジャー』
『サイキックラバーのテーマ』

サイキックラバー Web
http://psychiclover.net/
YOFFY Web
http://www.yoffy.net/
YOFFY BLOG
http://yoffy4649.exblog.jp/
YOFFY twitter

IMAJO twitter
https://twitter.com/#!/IMAJO_Guitar      


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