「ギャロ単独公演企画『SHIBUYA BLACK CIRCUS』」の詳細を発表。


「ギャロ単独公演企画『SHIBUYA BLACK CIRCUS』」の詳細を発表。
ギャロ、3時間33曲ぶっ続けで熱狂を描き続けたワンマン公演の模様もレポート!!


ギャロから最新のアーティスト写真(イラスト)と新たなお知らせが届いた。ギャロは、事前にも告知していた「ギャロ単独公演企画『SHIBUYA BLACK CIRCUS』」の詳細を発表。タイトルへも示した通り、この企画では「渋谷のライブハウス」を舞台に5本の単独公演を行う。あえて小箱を舞台にしているように、熱狂渦巻くライブを繰り広げてゆくことは間違いない。むしろ、急いでチケットを手にしないと見たくても見れないことになる可能性は大いに有り得ること。気になった方は、急いで手にしていただきたい。

5月5日には、毎年恒例となった生誕公演も実施する。今年も会場は、ギャロ初ライブの場となった池袋サイバー。今回は、1日2公演を実施。
ギャロ八周年記念無料単独公演『THE TOKYO DEMON CIRCUS 2017』は、チケット代無料のFREE LIVE。「ギャロ八周年記念晩餐会」は、晩餐会の名の通り食事(軽食)付きの催しになる。「当日だけの黒鶏式遊戯会、その他計画中」とメンバーが告げたように、何が飛び出すのかにも期待したい。
他にも今年は、2MANや3MANなど熱い戦いを行うライブも数多くギャロは行う予定。ぜひ、スケジュールをチェックして、その熱狂を味わいに足を運んでもらえたら幸いだ。

 以下へ、3月10日(金)に新宿ReNYを舞台に、最新音源集(アルバム)『LUCIFERO』を手に行った東名阪単独ツアー。そのファイナルとなる公演「LUCIFERO-TOKYO-」の模様をお伝えしよう。この日はなんと、アンコールを含め33曲も演奏。ギャロとして歴代最長演奏時間になったのは、もちろん。最長熱狂記録も更新した。

それはまるで、ギャロが示した夢魔の風景のように…。

 今宵は、妖しくも毒々しい快楽に支配された宴の一夜。舞台上には、縛られた女性を椅子にしながら『魔王-胎動-』歌うジョジョの姿が…。
 熱狂の幕開けを告げたのは『夢魔-INCUBUS-』だった。彼らはどす黒い熱をステージ上から降り注いでゆく。感覚を心地好く麻痺させる歌と演奏に触れ、会場中の人たちが無邪気に宴へ興じていた。舞台上では、女性が緊縛魔術師に身体を縛られ、さらには三角木馬を跨ぎながら、淫らに快楽へ溺れていた。それはまるで、ギャロが示した夢魔の風景のように…。
 暴れ狂うことが熱狂へ向け覚醒してゆくこと。感情を痛く揺さぶる『獄魔-ASTAROTH-』や『大東亜魔方陣』『魔王-輪廻-』へ身を預け、騒ぎ続ける観客たち。『黒鶏式葬送曲第壱番-ドウベ-』ではジョジョが黒いスコップを振りかざし、騒ぐ観客たちを漆黒の闇へ葬り去ろうとしていた。
 奈落へ引き込むようゆっくりと流れた茨のワルツ。意識が心地好く微睡んでゆく。『魔王-贖罪-』が奏でたのは、感情を混濁させる悪魔の輪舞曲。こんな微睡みなら、何時までも蕩けていたい。

 触れちゃいけない存在に刺激を受け、我を忘れ熱狂のダンスへ溺れてゆく。『東京破廉恥劇場-ヱデン-』が導き出した、すべての堕落を快楽に変え、酔い狂わせる世紀末な宴の風景。
 こんな妖しく刺激的なロックパーティなら、いくらでも身を捧げ壊れたい。スリリングな緊張感こそ史上最高の刺激や快楽と言わんばかりに、ギャロは『東京市下谷区少年盗賊団・虎徹』を叩きつけた。突き刺さるその音が気持ちを熱く沸騰させてゆく。誰もが無敵な少年少女に戻り、ヤバい刺激へ嬉しく溺れていた。
 轟くような黒い音の唸り。感情を昂らせる『魔王-埋葬-』に興奮を覚え、誰もがタオルを振りまわし、掲げた両手を頭上で合わせ跳ね続けていた。狂え狂え、それこそが今は快楽なんだもの。

心や視線が動けないほど釘付けになっていた。崩れ落ちるジョジョの姿をしっかり受け止めていたかった。

ねっとり絡みつくように歌を這わせてゆくジョジョ。『帝都四号魔水路』に触れ、誰もがメンバーたちの姿を吸い込まれるように凝視していた。微睡む意識へ妖しい毒を振りかけるように流れたのが、『阿片』。触れた人たちの意識を闇の世界へトリップさせてゆく。絡み付くような歌と演奏が心にまとわりついては、ここじゃない違う快楽の舞台へ導いていった。ゆったり陶酔してゆく感覚がとても心地好い。
 意識が混濁した身体へ、ギャロは『裏・東京シンデレラ』を突き付けた。「トリップしたまま暴れちまいなよ!」と言わんばかりに、彼らは感覚をチクチク刺激するソリッドな音を突き付け、ふたたび熱を抱いた空間をその場に作りあげていった。

ここからはアコースティックなスタイルへ。カエデのカホンのリズムに重なるベースと2本のアコーティクギターの旋律。ジョジョは、メロディーを追いかけるように『魔王-残光-』を歌いあげてゆく。何処か光を帯びながら、でも、その歌声にはグッと心をつかむ哀切な匂いも醸しだされていた。音の際立つ演奏を背景にしたことで、楽曲の持つ痛い刹那な気持ちが心へストレートに突き刺さってきた。
沸き上がる愛しき想いを伝えるように、情愛と闇を携えたジョジョの歌声が、『詐欺師』を通して心や脳裏へ不を背負った情念な物語を描き出していく。今にも理性が壊れそうな歌声で想いを吐き出すジョジョ。情熱メロウな『星屑』の演奏に、心や視線が釘付けになっていた。歌い崩れ落ちるジョジョの姿をしっかり受け止めていたかった。

MAGICとSMの融合。なんて目を離せないSHOWなんだ。

舞台上では緊縛魔術師に操られる女性の姿があった。まるでSM SHOWのような妖しい拘束劇が、そこでは繰り広げられてゆく。赤い縄で首を縛られる女性。その縄は、彼女の身体中へ蛇のようにまとまわりついては、その身をギュッと固く結びつけてイッた。身悶える女性、緊縛魔術師は、彼女を引き回しては凌辱していく。さらには彼女を断頭具にくくりつけ、剣を刺し続けてゆく。やがて彼女は、その命を奪われてしまった。。。MAGICとSMの融合。なんて目を離せないSHOWなんだ。

暴れ狂え、それが己を覚醒させた今のあるべき答えだ。

後半の宴は、アンディのベースの唸りから幕を開けた。彼の演奏に次々と音が重なりだす。三角木馬に座りながら『BOUTIQUE BEELZEBUB』を歌うジョジョ。ふたたびギャロは、漆黒の妖しい快楽の宴へ観客たちを熱く手招きだした。
轟いた黒い唸り。意識を破壊してゆく重厚な『黒鶏論-破壊篇-』や気持ちを熱く掻き立てる『魔王-咆哮-』へ刺激された観客たちがフロアーを目一杯使いサークルモッシュを行えば、『魔王-覚醒-』に刺激を受け、誰もが本能の導くままに暴れ倒しては、延々と続く逆ダイに嬉しく興じていた。『魔王-屠星-』に触れ、意識を黒く塗り潰してゆく観客たち。暴れ狂え、それが己を覚醒させた今のあるべき答えだ。
心へむせぶ想いを注ぐように、ギャロは『魔王-慟哭-』を奏でてゆく。哀切さを持った歌が、火照った身体を青く包み込んでいく。嘆く気持ちへさらに切なさを注ぐようにギャロはミッドメロウな『姦魔-LEVIATHAN-』を披露。刹那の琴線を震わせるその歌声と演奏が、何時しか身体をキュッと縛りつけていた。でも、心はそうしていたかった。

暴走する演奏に飛び乗り大勢の人たちが拳を振り上げ、頭を振りながら快楽の夢に溺れていた。

演奏は、スピーディでメロディアスな絶叫飛び交う表情へ瞬時に塗りかえられた。嘆きと絶頂を繰り返すジェットコースターのような『夢魔-SUCCUBUS-』へ身を任せるうちに、ふたたび意識は理性という言葉を逸し出した。三角木馬に跨がり歌うジョジョ。『腐食』が連れ出した、頭振り乱し暴れ狂う熱狂の儀式。暴走する演奏に飛び乗り、誰もが頭を振りながら快楽の夢に溺れていた。
「今日はここに全てを吐き出しにきました。お前らも全部吐き出してこいよ!!」。ラウドな音の衝撃が、雪崩れのよう一気に身体を呑み込んでいった。『魔王-粛清-』が凄まじい熱を持って感覚や身体を浸食していく。「俺たちのために命を捧げられるかー!!」、ヒステリカルな旋律が意識をグチャグチャにかき乱す『葬魔-LUCIFER-』が作りあげた、我を忘れ一心不乱に頭を振り続ける光景。

「ギャロに対する愛情を俺たちに示してください」。激しく唸るリフビート、メロディアスでヘヴィ&スピーディな『魔王-狂想-』。その楽しさへ恍惚と快楽のエナジーを注ぐように『淫魔-BELPHEGOR-』が折り重なっていく。誰もが身体を躍動させる偏執狂的ダンスビートに身を預け、熱した想いの中へ嬉しく溺れていた。「喰い殺されたいかー!!」。荒れ狂う『魔王-闇詩-』に身を任せ、フロアー中の人たちが皿とスプーンを打ち鳴らし騒ぎに興じていた。
「さぁ死ぬまで踊ろう」最期は『夢葬』に合わせ、会場中の人たちが踊り騒ぎ続けていた。これまでの興奮をすべて懐に抱えながら、舞台上のギャロに熱狂という戦いを挑んでは、ともにイキきろうとしていった。

グッチャグチャに熱狂渦巻く風景じゃないか。

 アンコールに飛び出した、身体を揺らし踊る様やモッシュ、逆ダイの応酬が続いた『神風型駆逐艦・闇風』。胸をくすぐる歌ものながら、騒がずにいれない一体化を作りあげてゆく楽曲だ。途中、ノヴがドラムを叩くことでカエデが前に出て煽れば、ジョジョが、カエデが、ワジョウがC02を場内中へ振りまく場面も登場。さすが、アンコールならではなグッチャグチャに熱狂渦巻く風景じゃないか。
 最期の最期にギャロはシンガロングなパンクナンバー『禁句』を通し、場内を満面の笑顔でサークルモッシュしてゆく人たちの熱狂で埋めつくし、3時間に及ぶライブの幕を閉じていった。

PHOTO:TAMA
TEXT:長澤智典

ギャロ official web
http://9allo.jp/

★LIVE情報★

ギャロ単独公演企画
『SHIBUYA BLACK CIRCUS』

平成29年04月21日(金)
渋谷デセオ
『SHIBUYA BLACK CIRCUS-GALLO-』

平成29年06月07日(水)
渋谷チェルシーホテル
『SHIBUYA BLACK CIRCUS-DIAVOLO-』

平成29年07月03日(月)
渋谷ラママ
『SHIBUYA BLACK CIRCUS-ACUSTICO-』

平成29年07月16日(日)
渋谷プラグ
『SHIBUYA BLACK CIRCUS-NERO-』

平成29年08月02日(水)
渋谷オークレスト
『SHIBUYA BLACK CIRCUS-RINASCIMENTO-』

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平成29年05月05日(金・祝)
池袋サイバー
ギャロ八周年記念無料単独公演
『THE TOKYO DEMON CIRCUS 2017』

平成29年05月05日(金・祝)
池袋サイバー
ギャロ八周年記念晩餐会

セットリスト
1.魔王-胎動-
2.夢魔-INCUBUS-
3.獄魔-ASTAROTH-
4.大東亜魔方陣
5.魔王-輪廻-
6.黒鶏式葬送曲第壱番-ドウベ-
7.魔王-贖罪-
8.東京破廉恥劇場-ヱデン-
9.東京市下谷区少年盗賊団・虎

10.魔王-埋葬-
11.帝都四号魔水路
12.阿片
13.裏・東京シンデレラ
アコースティック
14.魔王-残光-
15.詐欺師
16.星屑
17.BOUTIQUE BEELZEBUB
18.黒鶏論-破壊篇-
19.魔王-咆哮-
20.魔王-覚醒-
21.魔王-星-
22.魔王-慟哭-
23.姦魔-LEVIATHAN-
24.夢魔-SUCCUBUS-
25.腐食
26.魔王-粛清-
27.葬魔-LUCIFER-
28.魔王-狂想-
29. 淫魔-BELPHEGOR-
30.魔王-闇詩-
31.夢葬
-EN-
神風型駆逐艦・闇風
禁句


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