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KISS the CROWN、双子の兄弟の生誕祭を兼ねたワンマンライブを高田馬場AREAに熱くねっとりとぶち込んだ!!


 昨年、KISS the CROWNが恵比寿aimを舞台に行い続けた6ヶ月連続無料ワンマン公演。あのときは前月の動員を更新出来なかった場合、その月の時点で連続公演は終了という形で実施。結果、彼らは6ヶ月間動員を上げ続け、同シリーズ公演を華々しく終えた。同時に彼らは、6ヶ月連続公演の集大成として、また一つ大きな挑戦を掲げた。それが、双子であるヴォーカルYu-taとベースKentaの生誕祭も兼ねて2月24日(金)に高田馬場AREAを舞台に催されたワンマンライブ『天限突破』Vo.Yu-ta&Ba.Kenta 双子聖誕祭 単独公演だった。

彼らはまだ夢の途中。決して満足いく結果ではなかっただろう。だがそれが、今のKISS the CROWNの現実。昨年行った連続単独公演での努力や成果は、まだまだ大きく花開くまでは時間がかかりそうだ。でも大切なのは、どれだけ人の心を動かすライブを行えるのか?! ここからは、当日の模様をお届けしよう。

KISS the CROWNは熱を求める観客たちを強く抱きしめていた。
                                 
「さぁAREA、存在証明していこうか!!」Yu-taの声を合図にライブはパワーを抱いた『Q.E.D.』から幕を開けた。荒ぶる音を背に、歌心を持った楽曲で観客たちを煽ってゆくYu-ta。間奏では、観客たちがフロアーの中を左右にモッシュしたり、熱い想いを手の花に変え咲かせていた。KISS the CROWNもまた、自分たちの存在する証を示そうと凛々しく歌や演奏をぶつけてきた。

唸るKentaのベース。「揺らせー」の言葉を合図に炸裂したヘヴィグルーヴな『銃痕-Bullet Mark-』。客席前方では、ファンたちが大きく身体を折り畳んでゆく。スリリングなのに派手さも抱いた楽曲だ。想いを解き放つように歌うサビに観客たちが熱く反応してゆくのもわかる気がする。

「この日は俺たちの今年の一つのポイントになるライブ。今日は、昨年行った6ヶ月連続無料ワンマンの集大成であり、一つの終着点だと思っています。俺たちは覚悟を見せていくので、お前たちも覚悟を見せてくれるかっ!!」

哀切なShow-Diのギターに優しく絡むKentaのベース。だが、Tatsuyaの荒ぶるドラムが炸裂すると同時に、『Oxidation』は一気に放熱しだした。沸き上がる感情のままに想いをぶつけてゆくYu-ta。歌系楽曲でありながら、解き放つ熱に気持ちを触発されるせいか、場内には身体を揺らし大きな花を咲かせる観客たちの姿があった。どんどん熱が上がってゆく、それこそがライブのあるべき姿。

「まだまだお前らそんなもんじゃないよなー!!」Yu-taの煽りに続いてKISS the CROWNが観客たちを連れだしたのは、灼熱の夏の風景。重い音を響かせながら、艶めいた情熱を塗りたくった『Golden Summer』を通し、4人は観客たちに熱い誘いをかけていった。妖しいその誘いは、観客たちの身体をどんどん熱狂という形に変え火照らせていった。大人の色気も漂わせる情熱的なロックチューンは、初な女の子たちには眩しい刺激かも知れない。

続く歌謡メロウ/哀愁ジャジーな色気を携えた『Egoistic Paint』でも、KISS the CROWNはアダルトな男の魅力をプンプン解き放っては、観客たちに艶めいたモーションをかけてゆく。ストレートに煽るだけではない、熱を求める観客たちを、巧みに変化球を効かせた楽曲を魅力に強く抱きしめていった。

センターに立ったKentaが煽りだした。『Taboo rendez-vous』を通しKISS the CROWNが禁断の扉を開け放てば、Yu-taは口説くように、秘めた想いを告白するよう歌いかけてきた。熱情した気持ちへ暴れる感情を持ってしっかり返さないと、互いに抱きしめ合うなんて不可能だ。揺れるフロアーの空気が、それを示していた。

全員で想いを一つに興奮と感動を作りあげてゆく、その関係性が嬉しいじゃない。

ステージの背景には、6ヶ月連続公演時にファンたちがメッセージを書いたバックドロップを貼っていた。KISS the CROWNを支え続けてくれるファンたちへの感謝の想いを込め、彼らは新曲の『心、ヒラリ』を披露。沸き上がる情熱を疾走する演奏に乗せ、今にも感情壊れそうな表情を持ってYu-taが歌いかけてきた。

スリリングな、胸を熱く昂らせる情熱的な歌系疾走曲『Calling』の登場だ。演奏が進むごとに激しさと込み上がる熱がどんどんヒートアップしてゆく。高い熱を帯びた演奏に触発され、歌に心揺さぶられていた気持ちが何時しか声を上げずにいれない情熱に変わっていた。

なんて胸をグッと涙で濡らすShow-Diのギターの旋律だろう、あふれんばかりの想いをぶつけてゆくYu-taの歌声にも気持ちが熱く触発されていた。スリリングでタイトなリフビートを受け、身体は揺れずにいれなかった。歌系情熱歌『One Bet Story』が作り上げた一体化した風景。大サビ前には観客たちの合唱も登場。ここにいる全員で想いを一つに興奮と感動を作りあげてゆく、その関係性が嬉しいじゃない。

心の本音を沸き上がる想いを持って素直に歌い奏でからこそ、誰もが両手を大きく広げ、舞台上から降り注ぐ気持ちをすべて受け止めていたかった。

「俺たちはみんなを理想の場所へと連れていけるのか?! 俺たちがみんなに感謝を伝える唯一の方法は歌を届けること。ありったけの想いをこの歌に詰め込んで伝えます」Yu-taの言葉に続けて奏でたのが、美しくも物悲しい音色へ胸が涙色に染まりそうになったバラードの『今、見つめるべきもの』。シンプルな演奏の上で、今にも感情が崩れそうな声でYu-taは歌いかけてきた。いや、想いを解き放っていたと伝えたほうが正解だ。Show-Diの泣いたギターの演奏に胸がキュッと鳴れば、演奏が進むごと壊れそうな想いを感情のボリュームを上げながら歌うYu-taの歌声にズッとズッと心が釘付けになっていた。

哀愁センチメンタルな歌と演奏の幕開け。なんてハートフルな歌だろう。側で優しく寄り添うよう、感情的な色を持って言葉を響かせたバラードの『おやすみ』が優しく染み渡ってきた。その歌声から目を離したくはなかった、耳を、気持ちをずっとずっと傾けては、心でその想いを抱きしめ続けていたかった。

荘厳な音色が場内を包み込んでゆく。一転、Yu-taの光を帯びた歌声を合図に演奏は『パノラマノキヲク』へ。先に2曲続いたバラードとは異なる、歌で触れた人をきつくきつく抱きしめるようにYu-taが、3人の演奏がせまってきた。その歌は、愛しい人への想いを赤裸々に告白するよう。いや、心の本音を沸き上がる想いを持って素直に歌い奏でたからこそ、誰もが両手を大きく広げ、舞台上から降り注ぐ気持ちをすべて受け止めていたかった。

終始止まることなく観客たちは弾け続けていた。KISS the CROWNの熱い接吻を受け、はしゃがずにいれなかった。

「KISS the CROWNは誰もが人前に出せない感情を歌っていければいいなと思います。みんなの感情を押す歌であれたら。気持ちが滅入ってるときに俺たちの歌を聴いてテンションを上げてゆくことも、俺らなりの想いの返し方だと思います」

哀愁メロウな歌声は熱狂へ導くための合図だった。演奏が炸裂すると同時に、『カミソリ』が牙を剥いて襲いかかってきた。泣きと高揚した歌を交錯させながら、情熱と激烈な演奏を交わしながら、その歌と演奏は観客たちの身体や意識へ情熱という焔を燃え盛らせていった。終盤に生まれたヘドバンの渦が、それを示していた。

「さぁ濡らしてこい!!」、スリリングに炸裂した演奏の上で、観客たちがYu-taと同じ振りをしながら場内へ気持ちを一つにした風景を作りあげてゆく。『自暴自棄午前0時』の演奏にあわせ、くるくるその場を廻りながら無邪気な笑顔で飛び跳ねる観客たち。「今が幸せなら廻れ!」、観客たちの理性はどんどん壊れてゆく。フロアーには火照りきった熱が確かに渦巻いていた。

「頭の螺子を外して馬鹿になれますかー!!」、『もしゅもしゅ』が騒ぎまくる合図だった。誰もが、右へ左へ跳ねながら移動してゆく。終始止まることなく観客たちは弾け続けていた。KISS the CROWNの熱い接吻を受け、はしゃがずにいれなかった。

熱狂の声がサイレンのように場内へ鳴り響いてゆく。最後は、カラフルにパワフルに弾けた『セツナサクラ』だ。キラキラとした、でも痛み持った演奏に身体が刺激を受ければ、気持ちの琴線を揺さぶる歌が頭の中をリフレインしていた。何より、ともに熱狂をぶつけあっては弾け続けていたかった。

舞台上から降り注ぐ魂滾る歌をずっとずっと独り占めしていたかった。

アンコールでは、この日誕生日のYu-taとKentaのためにサプライズでケーキが登場。嬉しいセレモニーに続き届けたのは、力強く情熱的な歌と派手に弾けた演奏へ熱い胸の昂りを抑えられなかった『ワスレナグサ』。歌に心を揺さぶられる感覚とは、この瞬間のことを言うのだろう。大勢の人たちが熱に浮かれ両手いっぱいに花を咲かせながら、舞台上から降り注ぐ魂滾る歌をずっとずっと独り占めしていたかった。
「後悔だけは残すんじゃねぇぞ!!」。最後の最後にKISS THE CROWNはスリリングでハード&ワイルドな『独リヨガリ「I」ノウタ』を叩きつけ、張り裂けんばかりの声を上げるファンたちと熱くきつく抱きしめあっていた。

 KISS the CROWNは、5月に1stアルバムを発売する。そして5月19日には、新たなワンマンライブも決定した。
感情的な歌を軸に据えながらも、その想いをソリッドでスリリングな演奏でドラマチックに彩ってゆくKISS the CROWN。その音楽性が、これからどんな風にこのシーンへ広がってゆくのか、興味を持った方は一度触れてみて欲しい。

TEXT:長澤智典
PHOTO:小塩暁人

                                  
KISS the CROWN Official Website
http://kissthecrown.com/

KISS THE CROWN twitter
https://twitter.com/k_t_crown

★CD情報★
1st Single『カミソリ』
2016.6.8 NOW ON SALE
¥1,500-(税込)VTED-0012
発売元:VIS☆UNITED RECORDS
販売元:タイムリーレコード

★LIVE情報★
3月7日(火)新宿RUIDO K4
3月11日(土)池袋CYBER
3月14日(火)新宿RUIDO K4
3月22日(水)恵比寿club aim【スリーマン】
3月23日(木)HOLIDAY NEXT NAGOYA
3月24日(金)HOLIDAY OSAKA
3月28日(火)HOLIDAY SHINJUKU
4月3日(月)新宿RUIDO K4
4月12日(水)新宿RUIDO K4
5月10日(水)新宿RUIDO K4
5月19日(金)高田馬場AREA【ワンマン】

-セットリスト-
『Q.E.D.』
『銃痕-Bullet Mark-』
MC
『Oxidation』
『Golden Summer』
『Egoistic Paint』
『Taboo rendez-vous』
MC
『心、ヒラリ』
『Calling』
『One Bet Story』
MC
『今、見つめるべきもの』
『おやすみ』
『パノラマノキヲク』
MC
『カミソリ』
『自暴自棄午前0時』
『もしゅもしゅこちらKtC』
『セツナサクラ』

-ENCORE-
『ワスレナグサ』
『独リヨガリ「I」ノウタ』


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