運営委員会が解散、「すべて投げ捨てられ」何もかもなくなったどん底アイドルグループ「3dots and more」。夢をつかむため自分たちの手で路上ライブを実施中!!


3dots_artistphoto1602-2
 「人は苦難を乗り越えて成長する」と言うが、ぶっちゃけ、苦難や苦労などせずに済むならそのほうが絶対に良い。大切なのは、苦難を経験するしないではなく、苦難へ直面したときにどういう気持ちを抱き、どう対処してゆくか…。
3dots and moreというアイドルグループがいる。けっして売れているわけではない。ただし、そのグループに才能や未来を感じているからこそ、彼女たちをバックアップする人たちがいるのも事実。
3dots_artistphoto160903
3dots and moreが誕生したのは、2014年4月。彼女たちの才能に将来性を感じた人たちが集い、直ぐに「3dots and more 制作運営委員会」を設立。専門学校「東京スクール・オブ・ビジネス」もマネージメント授業の一環として運営委員会へ協力を表明。学生たちも大人たちに混じり3dots and moreの活動をサポートし続けてきた。
プロの作家陣を起用しながら、3dots and moreはこれまでに3枚のミニアニバムをリリース。楽曲の質の高さとは裏腹に、グループ活動はつねに赤字が続いていた。それでも運営委員会は2年半ほど3dots and moreを支えてきたが、資金不足及び追加資金の投下は難しいと判断。彼女たちの活動の母体であった「3dots and more 制作運営委員会」は9月末日を持って解散してしまった。

3dots and moreは「すべてを投げ打って」ではなく「すべて投げ捨てられ」何もなくなったところから、ふたたび這い上がろうと足掻き中。
clip0001-00_00_15_59-still007
普通ならそこでグループも解散となるのだが、3dots and moreは「自分たちの力で続ける」と活動継続を表明。幸い、「東京スクール・オブ・ビジネス」は支援を継続。学生たちが授業の一環も兼ね、今も彼女たちの活動をサポートし続けている。
ただし、活動を継続出来てると言っても、彼女たちの前にはこれまで以上の苦難の道が待ち受けていた。まず、それまで身につけていた衣装は赤字補てんのために没収。スタジオでの練習も資金不足から不可能になり、現在は公園に集まって行っている。さらにライブハウスでの活動も以前よりも抑え、現在は私服姿でのストリートライブを軸に活動をしている。
今や完全自主制作ということもあり、今の3dots and moreは見た目も活動の規模もかなりアマチュアレベルへ陥っている。だが、身体に染みついたプロ意識と絶対に這い上がってやるという強い意志が加味され、たとえ路上だろうが完成度高い歌やパフォーマンスを見せてゆくことから、その場でライブに触れた人たちを魅了し続けてもいる。
 現在は「東京スクール・オブ・ビジネス」の生徒たちと一緒に、彼ら彼女らが授業の一環として一緒に進化成長してゆくための活動を行っている。ただし、現状定められた期限は3月まで。4月以降はまだ白紙の状態。でも彼女たちは、自分たちが夢をあきらめない限りは活動を止めることもグループを卒業することも有り得ないこと。何より3dots and moreのメンバーたちは、どんな困難が待ち受けようが、それさえも全身で受け止め未来を描くことをみずから選択している。
「解散を賭けて」という名目を立てファンと一丸になってゆく動きは、アイドルシーンではけっして珍しくない。でも3dots and moreは「すべてを投げ打って」ではなく「すべて投げ捨てられ」何もなくなったところから、ふたたび這い上がろうとしている。正直、かなり苦難の道だ。すでに、路上ライブで酔っぱらいに絡まれたりと苦労を重ねている。それでも彼女たちは「未来をつかむこと」をあきらめなかった。その理由は…。また機会を持って本人の言葉を通しお伝えしよう。
まずは10月16日・duo MUSIC EXCHANGEでのイベントライブを筆頭に、数少ないライブハウスでのライブをしっかり成功させ、ふたたび安心出来る環境を整えることを3dots and moreは求めている。
clip0001-00_02_22_11-still012
3dots and moreはふたたび這い上がれるのか!?。応援の声が増えなければ彼女たちはますます窮地に陥ってゆく。ライブへ触れた人たちの心を揺さぶる想いや力を彼女たちが与えてくれるのなら、運営が居ようが居まいが関係なく支持は増えてゆくはず。
「支持してくれ」とは言わない。まずは「3dots and moreのライブに触れて欲しい」。そのうえで少しでも心を揺さぶられたなら、あなたなりの支持を示して欲しい。その想いを行かすも殺すのも後はメンバー次第。この煽りを、風に変えていけるのか凪いでしまうのかは、すべてメンバー次第だ。甘くはないぞ、世の中は!!

TEXT:長澤智典
clip0001-00_02_57_11-still018
3dots and more ブログ
http://ameblo.jp/ae-andmore/
3dots and more twitter
https://twitter.com/ae_andmore?ref_src=twsrc%5Etfw

3dots and more Web
http://3dotsandmore.com/
(9月末で更新停止)
                                             ★LIVE情報★

10月16日(日)渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
10月23日(日)代々木 Zher the Zoo
10月30日(日)渋谷 CLUB camelot
10月30日(日)DDPシアター 新宿店
11月3日(木・祝)東京スクール・オブ・ビジネス「輝耀祭」
11月3日(木・祝)BIG FUN 平和島
11月6日(日)新宿 OREBAKO
11月7日(月)池袋 MONO
11月12日(土)神田 SOUND STAGE MIFA
11月24日(木)初台 The DOORS
11月27日(日)DDPシアター 新宿店
11月28日(月)渋谷 Star lounge
※スケジュールには急な変更や追加がある場合もございます。

★3dots and moreを知るための映像や言葉の数々★

運営よりご報告
http://ameblo.jp/ae-andmore/entry-12196845553.html
運営解散後について
http://ameblo.jp/ae-andmore/entry-12203788040.html

参考ライブ映像

ホントノセカイ

Painless

制服をしまった日

完璧女子道

ドキドキワンダーランド

以下、学生によるストリートライブの報告です。

10月7日(金)19:00〜20:15 川崎駅前
参加メンバーは伊藤さゆり、クルズ理沙、梅原慧美、上地唯加の4名。
リーダーの前田彩未は欠席。
初のストリートライブでメンバーは緊張の面持ち。
衣装は完全に私服。
小型のラジカセ1台でオケを流し、ヘッドセットマイクとハンズフリータイプの拡声器で歌う。
ラジカセの音はほとんど聞こえずアカペラに近い状況ながら、他のストリートミュージシャンよりも多くの人が足をとめる。
最大で大凡20人。
その内、常連のファンは2〜3名
弾き語り系が多い中でダンスボーカルユニットは目立っていた。
数曲披露してはメンバー手作りのフライヤーを配布。
思いの外集まったお客さんが広がりすぎていたため通行人からの苦情が警察に入り、警察官によって「今日はもうやめるように」と指導され20:15頃に終了。
終了後、酔っぱらった客に唯加と慧美が絡まれていた。
酔っぱらいに絡まれた唯加と慧美はストリートライブを続けることに対して弱気な発言をしていた。

10月10日(月・祝)16:00〜18:00 川崎駅前
参加メンバーは前田彩未、伊藤さゆり、クルズ理沙、梅原慧美の4名。上地唯加は欠席。
前回、ほとんどオケが聞こえなかったことを改善するために、メンバーがバッテリーアンプを用意してきた。
今回はオケも良く聞こえた。
今回の衣装はグッズTシャツに私服のボトムス。
3dots and moreがストリートライブを始めたという情報が広まり出したのか、前回よりも常連ファンが来てメンバーも心強そう。
最大で30人程度の人が足を止めた。
前回警察に注意されたことを受けて、今回はメンバーからあまり広がったり通行の妨げにならないよう呼びかけていた。
前回同様に手作りのフライヤーを配布していた。
前回のストリートを見た人も来ていて少しずつだが3dots and moreのファンの輪が広がっていると感じた。
今回は大きな問題もなく、前回弱気になっていた慧美も楽しかったとのこと。
clip0001-00_02_18_33-still020clip0001-00_01_19_24-still010


あわせて読みたい記事

Pick Up