「tkmk爆女祭」とは…。


               「tkmk爆女祭」とは…。
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先に、特設サイトに記してある言葉を引用することをお許しいただきたい。
「”私達の世代”こそが、「来ると言われ続けた、ガールズバンド・ブームの火をつける役割を担っているハズだ」と思い込む事にしました。この思い込みを胸に、これまでにはなく、それでいて”らしい”イベントを作ろうと、この「tkmk爆女祭」を企画しました。”t=とにかく””k=これから””m=間違いなく””k=くる〜”で、tkmkですYO!!」。
これは、「tkmk爆女祭」を主催するバンド「Caramel」が今年5月に一週間ぶっ続けで行うイベント「tkmk爆女祭」を行うに際して掲げたスローガンの一節だ。
大人たちが、ビジネスのためのそろばん勘定を弾いて企画したイベントではなく、出演者であるバンド自体が、日頃から行っている対バンイベントを通し「このバンドとまた共演したい」「このバンドのライブをまた観たい」と純粋に思ったバンドたちへみずから声をかけ、参加を呼び込む。まさに、自分たちが純粋に心惹かれた”ガールズバンドを中心とした女性アーティストたち”を集めたのが「tkmk爆女祭」だ。
5月に渋谷CLUB CRAWLを舞台に「tkmk爆女祭」を開催したときは、Caramelがオーガナイザーとなり、彼女たち自身も7日間出演しながら、連日連夜イベントを盛り上げ続けてきた。あのときはまだ、今後もイベントを継続出来るのか不透明だったことから、「tkmk爆女祭 vol.0-渋谷編-」と題されていた。そのイベントが、日を重ねるごとに動員を増し続けたことから、5月のイベントの最終日に、「ふたたび「tkmk爆女祭」を渋谷CLUB CRAWLを舞台に開催しよう」と決定。あの日から、ふたたび半年後に一週間ぶっ通しのお祭を作り上げようと、Caramelは水面下で準備を進めてきた。
そして今回も11月23日(月)-29日(日)の7日間に渡り、渋谷CLUB CRAWLを舞台に「tkmk爆女祭 vol.1-渋谷編-」を。しかも今回は、イベントでも数多く共演し続けてきたCREAをパートナー(共同主催者)に迎え、CaramelとCREAは連日出演する形のもと”7日間の熱狂”を描き出そうとしている。

各日ごとに今回の出演者は、以下になる。
11月23日(月・祝):凸凹凸凹‐ルリロリ‐、ЯeaL 、逢瀬アキラ、CREA、Caramel、BAND-MAID®
11月24日(火):Brats、ヒラガナ路線、CREA、Caramel、まなみのりさ
11月25日(水):CREA、HERe:NE、絶叫する60度、Caramel、がんばれ!Victory
11月26日(木):Malcolm Mask McLaren、Cramel 、CREA、THE LEAPS、HEAD SPEAKER
11月27日(金):Hysteric Lolita、SEKIRARA、Caramel、CREA、もちとちーず
11月28日(土):La PomPon、SORAMIMI、Split BoB、CREA、Caramel、たんこぶちん
11月29日(日):GIRLFRIEND、ガールズロックバンド革命、Le Lien、Caramel、ザ・ヒーナキャット、CREA

それぞれのバンドの詳細は特設サイト(http://www.bakuonsai.com/)で確認していただきたい。
現在、ライブハウスシーンではガールズバンドたちへ。中でも、ポップなアプローチを強く押し出したガールズアーティストたちに熱い視線が注がれ、ライブイベントでも、どのバンドにもファンたちが熱い声援を送っている。
 過去の様々な音楽ムーブメントも、小さなライブハウスの中での、しかも、そのシーンを担うバンドたちへ等しく熱い熱狂が注がれたことから、その芽が萌芽し、「現象」という大きな花を咲かせていった。その匂いを、今のガールズロックシーンに感じずにはいれない。けっしてひいき目で語るわけではないが、Caramelのメンバーがみずからのイベントへ呼び込むアーティストたちの多くに、「化けるかも?!」という可能性を覚えさせてくれる。だからこそ、その匂いを察知した人たちが連日のように訪れ、第一回目のイベントが成功したわけであり、今回の2回目の開催へと繋がった。

まずは興味で構わない。「そんなに面白いのか?!」と少しでも鼻先がくすぐられた人たちは、それぞれのアーティストたちのWeb Siteを通し、まずは触れていただきたい。そして少しでも興味を持ったら、このイベントへ足を運び、実際にその楽しさを体感して欲しい。ここのサイトでも、「tkmk爆女祭」に出演するバンドを幾つか紹介し、その魅力を伝える参考記事にしていきたいと思っている。

               text:長澤智典

                  Caramel
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 平均身長149cm。つまり、メンバー全員が身長150cm以下。ミニマムサイズのメンバーばかりが揃ったトリオバンドのCaramel。身長は小さいが、ライブ演奏時のパワーは、その場にいる人たちを次々熱狂の渦へと巻き込んでゆくように、ハンパない存在感を放っている。ダイナミズムな演奏に、身長なんて関係ない。むしろ、あの小さな身体の何処にそれだけのエネルギーが内包されているのかが不思議なくらい。
サークルモッシュがいくつも場内へ生まれるように、まさに「観客参加型」なライブを展開中のCaramel。それだけ激しく熱狂的な楽曲が多い?!と思われそうだが、Caramelの楽曲はどれも、抑揚の効いた良質な歌物だ。
感情的なルミの歌声。その歌唱を豊かな表情に変えてゆくユウミとモモの演奏。何より歌詞が、初な乙女の心模様を全力でぶち蒔けているところが、いい。歌に詰め込んだ想いがリアルな息づかいをしているからこそ、その楽曲を疾走したタイトな演奏に乗せたとたん、そこには「感情を嬉しく揺さぶる興奮」が生まれてゆく。その演奏に触れて冷静でいれるわけがない。ライブハウスのフロアーに毎回生まれる熱狂的な風景は、歌と演奏に揺さぶられた人たちが「騒がずに気持ちの疼きを抑えられるかよ!!」という衝動を、そのままダイナミックに投影した姿と言えようか。
胸に残る。そのうえではしゃぎたい。そんな嬉しい衝動を与えてくれるCaramel。身体は小っちゃいけど、その存在は、熱狂のブラックホール並に底知れない。

Caramel Web
https://twitter.com/caramel_149cm

映像
http://gyao.yahoo.co.jp/p/11044/v00026/

                   CREA
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激しく疾走したハード&ロックンロールな演奏の上から響き渡るのは、とても表情豊かでメロディアスな歌の数々。CREAのライブを味わうたびに、「騒がずにいれない気持ち」になる理由は、感情を嬉しく揺さぶってゆく疾走感満載で高揚性を持った演奏にあるのは、もちろん。その演奏の上で、ハートにたぎる熱を注ぎ込む、想い爆発した歌に強く触発されるからだ。
CREAのライブが始まるたびに、会場中には熱々とした叫び声と無数の拳が突き上がり出してゆく。しかも、ともに掛け合いしてゆく歌も多いように、誰もが熱狂一体参加型のスタイルで楽しんでいる。初めてライブに触れた人たちでも、何時しか彼女たちへ向かって歌のレスポンスを返していくなんて当たり前。どの楽曲もエネルギッシュ。何より、未来をつかみとろうとしてゆくエナジーを放つ歌が中心。そのポジティブな熱意に触発されるのも、納得だ。
来年4月14日(木)にはTSUTAYA O-WESTでワンマンライブも決定。むしろ今は、その日を大きなステップアップの日にすべく精力的に活動中。ハードロック/ヘヴィメタルなフィールドからポップなガールズロック系まで、幅広いスタイルに対応していける音楽性を持っている。揺るがない芯を持ちながらも、巧みに柔軟性を見せていける。そこがCREAの強みだ!!

CREA Web
http://crea-music.com/pc/

映像
https://www.youtube.com/watch?v=y8CDzfdIFW8
https://www.youtube.com/watch?v=CsIDzDgBt8Q

                  BAND-MAID®
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メイドの恰好をしながらラウドメタっているのが、BAND-MAID®。ライブに於ける最初のMCが「お帰りなさいませ、ご主人様お嬢様」。そう、彼女たちのライブは、足を運ぶ場ではなく、帰宅する家のような存在。メイドの恰好は、ただのパフォーマンスではない。そこには、メイドバンドである明確な理由がある。しかも、メンバーの恰好も、同じメイド服でも微妙に異なっている。端的に説明するなら「ツン」と「デレ」。そこに、メンバーの性格分けが成されている。
先にヴィジュアル面の語ってしまったが、可愛い恰好をしながらも、BAND-MAID®がぶつけてくるのは実力に裏打ちされたラウドメタルナンバーの数々。見た目の可愛さとは裏腹に本気でメタル演奏をぶつけていることから、その存在を知った海外のメタルファンたちがBAND-MAID®に熱狂。彼女たちの音楽的な方向性を決定づけた『Thrill』のMVは、海外のメタルファンたちの支持を中心に、すでに100万回を越す再生数を記録。続く、海外アプローチも意識して制作した『REAL EXISTENCE』のMVも、間もなく77万回の再生数へ屆こうとしていまるように、その存在に熱い視線を注いでいる人たちが世界中に多く実在している。
BAND-MAID®がここまで大きな支持を得たのも、いわゆるメタルの定番枠には収まりきれない姿勢を示していたのが大きいだろう。ラウドな演奏ながらも歌は良い意味で和製なキャッチーさを持っている。そこが、ガールズメタルバンドとは明らかに異なる姿。逆に捉えれば、激しい歌謡ロックを欲している人にも、ばっちりハマるというわけだ。
11月には2ndミニアルバム『New Beginning』を発売。この作品こそ、これからBAND-MAID®が描こうとしている音楽性を具現化したアルバム。ライブではモッシュやダイブは当たり前。熱狂の渦の中にまみれながら乱ちき騒ぎするのは、最高のリフレッシュ行為だ!!

BAND-MAID® Web
http://bandmaid.tokyo/

映像
http://bandmaid.tokyo/video

                 まなみのりさ
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 「まなみ」「みのり」「りさ」、メンバー3人の名前を並べグループにしたのが、まなみのりさ。3人ともPerfumeを輩出した広島アクターズスクール出身。今でこそ、拠点を東京に移して活動しているが、広島在住時から地元広島での知名度は非常に高く、新潟のNegiccoと並び、まさに「地方アイドルの先駆け」的な存在として知られ、昔からその支持を全国へ広げ続けてきた。
今でも「アイドル」という枠を掲げ活動しているまなみのりさだが、現在の活動スタンスを捉えれば、「アイドル」というのは自分たちの存在をわかりやすく示すうえでのカテゴリーの一つであって、みずから楽曲を作ってないだけで、その表現活動はしっかりアーティストしている。
小さい頃から鍛え上げてきたように、三位一体化したダンスパフォーマンスは昔から定評のあったこと。そのうえで、それぞれのソロ歌唱力はもちろん、3人の歌声が一つに重なりあったときの透明感があり伸びやかなハーモニーは、触れた人たちの心をキュッと嬉しくくすぐってゆく心地好さにあふれている。同時に、3人の、まるで三つ子のような阿吽の呼吸揃ったキャラクター性も魅力になっている。互いの気持ちを瞬時につかみ語る3人の軽快なトークもさることながら、その中にも、しっかりそれぞれの個性の違いが見えてくるところもポイントだ。
まなみのりさは、12月22日にシングル『νポラリスAb/逆襲のポラリス』を発売し、ふたたびメジャーへと進出する。この「ポラリス」ナンバーは、連なりを持った形で何曲も存在しているように、まなみのりさがシリーズ作としても歌い続けている。
ライブでは、可憐な歌唱/ダンスパフォーマンスを見せながら。でも、しっかり場内には、頭上高く掲げた両手で拍手をしながらクルクルまわったりなど、まなみのりさ独特の熱狂風景を描き出しているように、舞台上と客席の熱狂一体化した様にぜひ触れて欲しい。気がついたら、あなたもみんなと一緒に「まわるまわるー」と、満面の笑顔でくるくる身体を回転させているに違いない。

まなみのりさ Web
http://mamiri.jp/

映像
https://www.youtube.com/channel/UCGMfUTnbQisjAfztCEy35iA


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